クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
成人式
年も明けて………

今日は秋鷹達の成人式だ。
咲菜以外が、会場となるアミューズメントパーク前に来ている。

高校の同級生が集まっていて、軽い同窓会のようになっていた。

「アキ、咲菜は?」
小百合が、秋鷹に声をかける。

「今、向かってるらしい」

「そっか!
…………咲菜、もうすぐって〜」

小百合が、同級生達に言う。
すると今度は仁朗が「咲菜はどんな着物なの?」と聞いてきた。

「知らない」

「は?アキも知らないの?」

「当日のお楽しみって言われた」

「ふーん」

「ねぇ、先に行ってていいんだけど?
“俺だけがいれば良いし”」

秋鷹が小百合や仁朗や、同級生達に聞こえるように言った。

「そんなこと言うなよ、アキ」
「そうよ!」

「みんなで一緒に行こうぜ〜」
「久しぶりにみんなに会えたんだしさ〜」

仁朗達が声を揃えて言ってくる。
秋鷹は、ため息をついて咲菜が来るのを待った。

10分くらい経って、咲菜の父親の車が近づいてきた。
後部座席のドアが開き、中から咲菜の「ありがとう!」の声が聞こえて咲菜が降りてきた。

秋鷹が咲菜を迎えに行く。
「咲菜!」

「あ!秋くん!」

咲菜らしい、赤い振袖。
咲菜の明るさを引き立てているようだ。

「咲菜、凄い綺麗//////」
秋鷹はふわりと微笑んで、見惚れていた。

そして咲菜も、お洒落にスーツを着こなしている秋鷹に見惚れていた。

「……//////」
(秋くんこそ、綺麗…//////)

互いに見惚れていると、仁朗が間に入ってきた。

「ちょっと!見惚れてないで、行くよ!!」

秋鷹と咲菜は、手を繋いで仁朗達に続いた。

「咲菜、歩くのゆっくりで良いからね?」
「うん!」

手を引き気遣う秋鷹に、微笑み頷く咲菜。
とにかく秋鷹が綺麗でカッコ良くて、ただただ見惚れていた。


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