クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
幸せな同棲
とある平日の朝。

ワンルームのマンションで同棲中の秋鷹と咲菜。
この小さな空間が二人の住まいだ。

キッチンでは、秋鷹が朝食の準備をしていた。
咲菜はというと、まだぐっすり眠っている。

調理途中で、秋鷹のスマホアラームが鳴る。
火を止めて、アラームを切った秋鷹。
ベッドに眠る咲菜の元へ向かった。

「咲菜、咲菜!
起きないと、またギリギリになる!」

「ん…あ…
あと、5分…」

「ダメだよ、起きて!」

「ん…秋くんが、抱っこしてくれたら起きる…」
コロンと仰向けになり、秋鷹を見上げて両手を広げる咲菜。

秋鷹は、はぁ…とため息をついた。
「抱っこするのは構わない。でもその代わりバイクで送らないからね?ちゃんと時間通りに出れるように準備してね?」
そう困ったように言った。

「えー」

「言ったよね?
俺、歩いて会社に行くことにしたって」

「運動のため?」

「うん、まぁね…」

「わかった。
抱っこして起こしてくれたら、ちゃんとする!」

「ん。
………じゃあはい…!」
秋鷹が一度咲菜を抱き上げ、立ち上がった。
そして「洗面台まで連れ行けばい?」と聞いた。

「……//////」
(わ…カッコいい//////)
秋鷹の整った美しい顔が間近にあり、思わず見惚れる咲菜。

「咲菜?聞いてんの?」

「……//////」
(はぁ…ずっと見てられる///////)

「咲菜、聞かないなら下ろすよ?」

「……//////」

「咲菜!」

「あ、はい!」

「だから!洗面台でい?」

「ずっとこのままがいい//////」

「は?」

「秋くんがカッコいいから、近くで見てたい」

「………」
咲菜の言葉に、秋鷹は無言で洗面台の前で咲菜を下ろした。

「あ…お、怒った?」

「早く準備しな。
早く準備出来たら、好きだけ見ればいい」
そう言って、キッチンに戻ろうとする。

「あ、秋くん!ごめんね!!
急いで準備するから!」

焦ったように謝罪する咲菜に、秋鷹は振り向き言った。

「あ、俺も好きなようにするからね」

「………へ?」



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