ずっと片思いしていたエリート外科医の溺愛は妄想と違いすぎました。
唇の割れ目から舌が入り込むと、咲良の舌を捕まえて離さない。秀介の舌は人肌以上の熱を放っていて、その温度を感じただけで頭が眩んだ。
今、昔から恋焦がれてきた相手とキスしている。キス自体は彼女が何度か妄想してきたシチュエーションではあるが、どれも小鳥のついばみみたいな軽いもので、激しいそれではない。
(だめっ、春日先輩は妄想だとこんな事しないのにっ。全身蕩けてしまいそうになるっ……!)
キスしている間に咲良は秀介に押し倒されベッドの上に仰向けとなる。彼の指は咲良の下腹部へ這い寄って来る。羞恥心が胎の底からせりあがり、やや強引に唇から離れた。
「はあっ……はあっ……」
「咲良、すっげえかわいいよ……」
肩を上下させる咲良を見た秀介はそっと額に口づけを落とす。そしてどろりとした不健全な甘い欲をこれでもかと言う程与えていく。
その快楽の波はあまりにも壮大で果てしないもの。生まれて初めて襲い掛かる怒涛の愛に咲良は身をゆだねるしかなかった。
何度目からの果てを味わった後、ぐったりと身を投げ出すほどの疲労感に包まれる。しかしその疲労感は決して不快なものではなく、むしろ喜悦に近かった。
今、昔から恋焦がれてきた相手とキスしている。キス自体は彼女が何度か妄想してきたシチュエーションではあるが、どれも小鳥のついばみみたいな軽いもので、激しいそれではない。
(だめっ、春日先輩は妄想だとこんな事しないのにっ。全身蕩けてしまいそうになるっ……!)
キスしている間に咲良は秀介に押し倒されベッドの上に仰向けとなる。彼の指は咲良の下腹部へ這い寄って来る。羞恥心が胎の底からせりあがり、やや強引に唇から離れた。
「はあっ……はあっ……」
「咲良、すっげえかわいいよ……」
肩を上下させる咲良を見た秀介はそっと額に口づけを落とす。そしてどろりとした不健全な甘い欲をこれでもかと言う程与えていく。
その快楽の波はあまりにも壮大で果てしないもの。生まれて初めて襲い掛かる怒涛の愛に咲良は身をゆだねるしかなかった。
何度目からの果てを味わった後、ぐったりと身を投げ出すほどの疲労感に包まれる。しかしその疲労感は決して不快なものではなく、むしろ喜悦に近かった。