ずっと片思いしていたエリート外科医の溺愛は妄想と違いすぎました。
それからはもう記憶が飛び飛びになってしまう位甘く蕩かされて愛されて。不埒な愛を容赦なく身体に刻まれ、その度に咲良の身体は快感に打ち震えるのを繰り返した。
こんなの違う。妄想の中の先輩は手をつないだりキスだけで……と言う違和感も次第に薄れる。だが彼の愛は正真正銘の本物なのもまた事実。
(身体熱いの……止まらない……)
彼の織りなす淫らで熱い愛に囚われ堕ちていく咲良。
気がつけばお試し契約を交わして1週間が経過した。秀介は夜勤だったり夜遅くに帰宅したり多忙な日々を送っている。それでも秀介から毎日不健全な接触を受けては彼の快楽に飲まれるのが続いていた。
「っし、じゃあいってくるわ」
いつもよりも早く起床し、ブランドものな白いトレーナーと黒いズボンを身に着けた秀介は、大きな黒いリュックサックを背負い玄関のドアを開ける。
「いってらっしゃい」
「今日、緊急オペが入らなければ20時には帰れるから。また連絡する」
そう言って咲良の額にキスを落とす秀介は、初めて恋に落ちた時と変わらずきらきらと輝いて見えた。
扉が閉まり、部屋に咲良だけとなると静かな空気に包まれる。
「あっ朝ご飯の残り食べないと」
まだ自分の食事が半分ほど残っているテーブルに戻った咲良は箸を掴んでご飯をかきこんだ。
ちなみに今朝の朝食は全て秀介が作ったもの。野菜の余りを切り刻んだ具だくさんの味噌汁と、ねぎを入れた卵焼きにご飯。そして小粒の納豆に、茹でたサケの切り身が並ぶ。
ちなみにサケは秀介の同僚から頂いた品物で骨を全て取ってある。同僚の友人が水産加工会社を経営しており、新発売の商品なのだとか。
(こんなに先輩に作ってもらって申し訳ない……けど、サケ食べやすいな)
食事を終えて片付けを済ませ、少し休憩したいと椅子に腰かけた時だった。靴箱の上に黒い布製の手提げ袋が置かれているのが視界に飛び込んでくる。
「あっあれ! 先輩のお弁当だ!」
慌てて手提げ袋の中を確認すると、秀介と咲良がおかずなどを詰め込んだ弁当が入っていた。
「どうしよ、先輩の勤務先まで届けにいかないと……!」
秀介の勤務先である大学病院の住所をスマホで調べ、経路を確認した後、着替えてナチュラルにメイクを施し、ロングヘアの髪を梳いた
「これで、大丈夫だよね?」
見た目を洗面台でさっと確認すると、弁当と貴重品をわきに抱えて部屋を後にした。
「咲良さん、おはようございます。いかがなさいましたか?」
「あっ松原さんおはようございます! 実は、その……!」
朗らかな笑みを見せる松原へ事の次第を伝えると、彼は冷静さを崩さずにタクシーを呼んでくれた。
ここから大学病院まではバスか電車の公共交通機関を使用しないといけない。その手間が省ける点ではタクシーは便利と言える。
タクシーに乗り込み大学病院に到着した咲良を待ち受けていたのは、病院らしからぬラグジュアリーなホールと、あちこち行き交うたくさんの人々だった。
天井からは黄金色のシャンデリアが温かな輝きを放っており、咲良から見て右側にある大きな総合受付では多くの人々が列を作っている。
左側にあるコンビニはとにかく人の出入りが激しく、全体的にちょっとした高級感のあるショッピングモールのようだ。
こんなの違う。妄想の中の先輩は手をつないだりキスだけで……と言う違和感も次第に薄れる。だが彼の愛は正真正銘の本物なのもまた事実。
(身体熱いの……止まらない……)
彼の織りなす淫らで熱い愛に囚われ堕ちていく咲良。
気がつけばお試し契約を交わして1週間が経過した。秀介は夜勤だったり夜遅くに帰宅したり多忙な日々を送っている。それでも秀介から毎日不健全な接触を受けては彼の快楽に飲まれるのが続いていた。
「っし、じゃあいってくるわ」
いつもよりも早く起床し、ブランドものな白いトレーナーと黒いズボンを身に着けた秀介は、大きな黒いリュックサックを背負い玄関のドアを開ける。
「いってらっしゃい」
「今日、緊急オペが入らなければ20時には帰れるから。また連絡する」
そう言って咲良の額にキスを落とす秀介は、初めて恋に落ちた時と変わらずきらきらと輝いて見えた。
扉が閉まり、部屋に咲良だけとなると静かな空気に包まれる。
「あっ朝ご飯の残り食べないと」
まだ自分の食事が半分ほど残っているテーブルに戻った咲良は箸を掴んでご飯をかきこんだ。
ちなみに今朝の朝食は全て秀介が作ったもの。野菜の余りを切り刻んだ具だくさんの味噌汁と、ねぎを入れた卵焼きにご飯。そして小粒の納豆に、茹でたサケの切り身が並ぶ。
ちなみにサケは秀介の同僚から頂いた品物で骨を全て取ってある。同僚の友人が水産加工会社を経営しており、新発売の商品なのだとか。
(こんなに先輩に作ってもらって申し訳ない……けど、サケ食べやすいな)
食事を終えて片付けを済ませ、少し休憩したいと椅子に腰かけた時だった。靴箱の上に黒い布製の手提げ袋が置かれているのが視界に飛び込んでくる。
「あっあれ! 先輩のお弁当だ!」
慌てて手提げ袋の中を確認すると、秀介と咲良がおかずなどを詰め込んだ弁当が入っていた。
「どうしよ、先輩の勤務先まで届けにいかないと……!」
秀介の勤務先である大学病院の住所をスマホで調べ、経路を確認した後、着替えてナチュラルにメイクを施し、ロングヘアの髪を梳いた
「これで、大丈夫だよね?」
見た目を洗面台でさっと確認すると、弁当と貴重品をわきに抱えて部屋を後にした。
「咲良さん、おはようございます。いかがなさいましたか?」
「あっ松原さんおはようございます! 実は、その……!」
朗らかな笑みを見せる松原へ事の次第を伝えると、彼は冷静さを崩さずにタクシーを呼んでくれた。
ここから大学病院まではバスか電車の公共交通機関を使用しないといけない。その手間が省ける点ではタクシーは便利と言える。
タクシーに乗り込み大学病院に到着した咲良を待ち受けていたのは、病院らしからぬラグジュアリーなホールと、あちこち行き交うたくさんの人々だった。
天井からは黄金色のシャンデリアが温かな輝きを放っており、咲良から見て右側にある大きな総合受付では多くの人々が列を作っている。
左側にあるコンビニはとにかく人の出入りが激しく、全体的にちょっとした高級感のあるショッピングモールのようだ。