不器用なきみは、涙色の明日を描いていく。
「はぁ……」
放課後。私は一人で教室に残って、今日の昼休みのことを反省していた。
『赤のペンキを持ってきて』と頼まれたのに、ちゃんと聞き取れずに青のペンキを持ってきてしまったこと。
中学最後の文化祭に向けて真剣に向き合ってる佐伯さんに、『たぶん、来年もあると思うけど……?』なんてとんちんかんなことを言ってしまって、更に怒らせてしまったこと。
『まったく、もっとしっかりしてよね』
佐伯さんの呆れた声が頭の中によみがえって、胸の奥がきゅっと締め付けられたみたいに痛くなった。
「あれ? 遥?」
私以外誰もいないはずの教室に、突然誰かの声が響く。
ハッとして聞こえた方に顔を向けると、湊がドアの所に立っていた。
放課後。私は一人で教室に残って、今日の昼休みのことを反省していた。
『赤のペンキを持ってきて』と頼まれたのに、ちゃんと聞き取れずに青のペンキを持ってきてしまったこと。
中学最後の文化祭に向けて真剣に向き合ってる佐伯さんに、『たぶん、来年もあると思うけど……?』なんてとんちんかんなことを言ってしまって、更に怒らせてしまったこと。
『まったく、もっとしっかりしてよね』
佐伯さんの呆れた声が頭の中によみがえって、胸の奥がきゅっと締め付けられたみたいに痛くなった。
「あれ? 遥?」
私以外誰もいないはずの教室に、突然誰かの声が響く。
ハッとして聞こえた方に顔を向けると、湊がドアの所に立っていた。