あなたとは合わないと思っていたけれど
目当てのインテリアショップに到着すると、香澄は店内をぐるりと回り、好みのものを探した。
香澄は温かな雰囲気のインテリアを好む。武琉のマンションのリビングはモノトーンでスタイリッシュに整えられており香澄の好みとはまるで違う。彼は好きに変えていいと言うけれど、可愛いものは雰囲気にあまり似合わないので違和感がある。そのため自分の趣味全開のアイテムを置くのは自室のみにしている。
「これ、かわいいな……」
香澄はオレンジのステンドグラス風のルームランプを手に取った。アンティーク調で可愛らしさも感じる香澄の好みにぴったりデザインだ。
「金具がゴールドだったら、もっとよかったのに」
百パーセント自分好みのものを見つけるのは困難だと分かっているが、惜しいと思ってしまう。香澄が残念そうな顔をしているのに気づいたのか、他の品物を見ていた武琉が近づいてきた。
「どうしたんだ?」
「あ……大したことじゃないんですけど、ここが違う色だったらもっと良かったのにと思って」
「なるほど、それは困ったな……」
武琉は香澄が思っていた以上に深刻そうな表情で考え込んだ。
「あの、そこまで……」
気にしなくていいからと言おうとしたそのとき、武琉がよいアイデアを思い付いたのかのように顔を明るくした。
「あの店ならあるかもしれない」
「あの店?」
「会員制の家具屋だ。知人が経営しているんだ」
香澄は温かな雰囲気のインテリアを好む。武琉のマンションのリビングはモノトーンでスタイリッシュに整えられており香澄の好みとはまるで違う。彼は好きに変えていいと言うけれど、可愛いものは雰囲気にあまり似合わないので違和感がある。そのため自分の趣味全開のアイテムを置くのは自室のみにしている。
「これ、かわいいな……」
香澄はオレンジのステンドグラス風のルームランプを手に取った。アンティーク調で可愛らしさも感じる香澄の好みにぴったりデザインだ。
「金具がゴールドだったら、もっとよかったのに」
百パーセント自分好みのものを見つけるのは困難だと分かっているが、惜しいと思ってしまう。香澄が残念そうな顔をしているのに気づいたのか、他の品物を見ていた武琉が近づいてきた。
「どうしたんだ?」
「あ……大したことじゃないんですけど、ここが違う色だったらもっと良かったのにと思って」
「なるほど、それは困ったな……」
武琉は香澄が思っていた以上に深刻そうな表情で考え込んだ。
「あの、そこまで……」
気にしなくていいからと言おうとしたそのとき、武琉がよいアイデアを思い付いたのかのように顔を明るくした。
「あの店ならあるかもしれない」
「あの店?」
「会員制の家具屋だ。知人が経営しているんだ」