初恋の続きはトキメキとともに。
心当たりがありすぎて、思わず笑みが崩れそうになった。
「……そう、かな? たぶん仕事が忙しすぎるせいかも。ほら、今繁忙期だから」
「本当に?」
結城くんは眼鏡越しに、誤魔化しは通じないと私を見据えた。
心の奥底まで見通しそうなその瞳に、つい怯みそうになる。
「……広瀬主任のことで、悩んでんじゃないの?」
「!」
「付き合ってるんでしょ」
「な、なんで……!?」
続いてひょいと投下された爆弾発言。
抑揚のない声で告げられたその内容に、私は大きく目を見開いた。
……なんで結城くんが知ってるの!? 洸くんが言うはずないし、私だって社内の人には誰にも話してないのに……!
「誰かに聞いた、とかじゃないから。見てたら普通に気づいた」
私の疑問を引き取るように、結城くんが言葉を続ける。
とりあえず秘密が漏れているわけではないことに一安心だけど、それにしても結城くんの観察眼には舌を巻く。
「いつからかは知らない。ただ年明け頃から、南雲さんの様子が変だなと。……特にここ最近は酷い」
「………」
次々に現状を言い当てられ、ついに笑えなくなった私は、自然と顔を俯けた。
抱えていたペットボトルを、無意識にギュッと握る。
するとその時。
「……さすがに、もう、見てられない」
その一言とともに、腕を掴まれた。
抵抗する間もなく、次の瞬間には胸の中に引き寄せられていた。
「俺にしとけば」
「えっ……?」
「俺なら、悩ませたりしない」
驚いて見上げた結城くんの横顔は、いつもの無表情のまま。
けれど、その奥に潜む熱だけは、はっきりと伝わってきた。
思わぬ展開に頭が真っ白になる。
「ゆ、結城くん……!?」
「……初めて研修で会った時から、いいなって思ってた。空気感が似てて、話してると楽だし。で、南雲さんが本社に異動してきて、接点が増えて……本気になった」
……うそ……ぜ、全然気づかなかった!
確かに人気バンドの話をキッカケに距離は縮まったけど、それはあくまで同期としてだと思っていた。
異性として好意を寄せてくれていたなんて、青天の霹靂である。
「……そう、かな? たぶん仕事が忙しすぎるせいかも。ほら、今繁忙期だから」
「本当に?」
結城くんは眼鏡越しに、誤魔化しは通じないと私を見据えた。
心の奥底まで見通しそうなその瞳に、つい怯みそうになる。
「……広瀬主任のことで、悩んでんじゃないの?」
「!」
「付き合ってるんでしょ」
「な、なんで……!?」
続いてひょいと投下された爆弾発言。
抑揚のない声で告げられたその内容に、私は大きく目を見開いた。
……なんで結城くんが知ってるの!? 洸くんが言うはずないし、私だって社内の人には誰にも話してないのに……!
「誰かに聞いた、とかじゃないから。見てたら普通に気づいた」
私の疑問を引き取るように、結城くんが言葉を続ける。
とりあえず秘密が漏れているわけではないことに一安心だけど、それにしても結城くんの観察眼には舌を巻く。
「いつからかは知らない。ただ年明け頃から、南雲さんの様子が変だなと。……特にここ最近は酷い」
「………」
次々に現状を言い当てられ、ついに笑えなくなった私は、自然と顔を俯けた。
抱えていたペットボトルを、無意識にギュッと握る。
するとその時。
「……さすがに、もう、見てられない」
その一言とともに、腕を掴まれた。
抵抗する間もなく、次の瞬間には胸の中に引き寄せられていた。
「俺にしとけば」
「えっ……?」
「俺なら、悩ませたりしない」
驚いて見上げた結城くんの横顔は、いつもの無表情のまま。
けれど、その奥に潜む熱だけは、はっきりと伝わってきた。
思わぬ展開に頭が真っ白になる。
「ゆ、結城くん……!?」
「……初めて研修で会った時から、いいなって思ってた。空気感が似てて、話してると楽だし。で、南雲さんが本社に異動してきて、接点が増えて……本気になった」
……うそ……ぜ、全然気づかなかった!
確かに人気バンドの話をキッカケに距離は縮まったけど、それはあくまで同期としてだと思っていた。
異性として好意を寄せてくれていたなんて、青天の霹靂である。