初恋の続きはトキメキとともに。
見晴らしが自慢の露天風呂からは、湖が一望できる。
今の時間帯、湖は闇に沈んでいたけれど、そのぶん夜空には満天の星が瞬いていた。
「あっという間でしたね」
「本当にね。明日には東京に戻って、その翌日からまた仕事かぁ。なんか信じられないな」
「ふふっ、私もです。旅行、すごく楽しかったです。提案してくれて、ありがとうございました」
「俺も楽しかった。遥香と一緒に過ごせて嬉しかったよ」
洸くんは柔らかく目を細め、私の肩にそっと手を回した。
私も寄り添うようにゆっくりと体を預ける。
触れ合う素肌から伝わる体温が心地よく、言葉では言い表せないほどの安心感に包まれた。
「来年も、同じ時期にまたここに来ようか」
「来年も?」
「もちろん……再来年も」
洸くんが口にしたのは、未来への約束だった。
それは以前の私が避けていたもの。
でも今は……
「じゃあ、ずっと予定を空けておかなきゃですね」
私は微笑みを浮かべて、頷いた。
この先も、きっといろんなことがあるだろう。
また不安に呑み込まれそうになることだってあるかもしれない。
それでも、もう終わりを恐れて心にブレーキをかけたりはしない。
大好きな人と向き合い、言葉を交わし、心を通わせ――一緒にこの恋を“最後の恋”にする努力をしていくって決めたから。
「遥香、愛してるよ」
「うん、私も洸くんのこと、昔も今もこれからも……ずっとずっと大好きです」
視線が甘く重なり、そっと目を閉じる。
輝く春の星空の下、私達はすべてが溶け合うような優しいキスを交わした――。
END
今の時間帯、湖は闇に沈んでいたけれど、そのぶん夜空には満天の星が瞬いていた。
「あっという間でしたね」
「本当にね。明日には東京に戻って、その翌日からまた仕事かぁ。なんか信じられないな」
「ふふっ、私もです。旅行、すごく楽しかったです。提案してくれて、ありがとうございました」
「俺も楽しかった。遥香と一緒に過ごせて嬉しかったよ」
洸くんは柔らかく目を細め、私の肩にそっと手を回した。
私も寄り添うようにゆっくりと体を預ける。
触れ合う素肌から伝わる体温が心地よく、言葉では言い表せないほどの安心感に包まれた。
「来年も、同じ時期にまたここに来ようか」
「来年も?」
「もちろん……再来年も」
洸くんが口にしたのは、未来への約束だった。
それは以前の私が避けていたもの。
でも今は……
「じゃあ、ずっと予定を空けておかなきゃですね」
私は微笑みを浮かべて、頷いた。
この先も、きっといろんなことがあるだろう。
また不安に呑み込まれそうになることだってあるかもしれない。
それでも、もう終わりを恐れて心にブレーキをかけたりはしない。
大好きな人と向き合い、言葉を交わし、心を通わせ――一緒にこの恋を“最後の恋”にする努力をしていくって決めたから。
「遥香、愛してるよ」
「うん、私も洸くんのこと、昔も今もこれからも……ずっとずっと大好きです」
視線が甘く重なり、そっと目を閉じる。
輝く春の星空の下、私達はすべてが溶け合うような優しいキスを交わした――。
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