初恋の続きはトキメキとともに。
幸いにも営業アシスタントの業務は総務の時と似通ったところも多く、私は今のところ順調に仕事を覚えていっていた。
その影響もあってか、最近では高梨さんは私を「遥香さん」と呼んで尊敬の眼差しを向けてくれている。
「それにしても、主任、また新規の取引先ゲットしたんですねぇ。いや〜さすが本社営業部のエース!」
高梨さんがそう感嘆の声を漏らすと、私達の会話を聞いていた同じチームの面々もウンウンと大きく頷いた。
実際、噂に違わず広瀬主任の仕事ぶりは凄い。
次々と大きな取引を決めてきて、営業一課の売上を牽引している。
たった2週間一緒に仕事をしただけの私にも分かるほど、広瀬主任の有能さは顕著だった。
井澤課長が広瀬主任のアシスタントは責任重大だと私に忠告したのも納得である。
……やっぱり広瀬先輩はスゴいなぁ。高校生の時もみんなから一目置かれる優秀な人だったもんね。
そういうところは昔から変わっていない。
昔も今も、手の届かない、雲の上の存在の人だ。
そんな凄い人のアシスタントを務めるからには、私も気合を入れなければ。
私は「よしっ!」と軽く拳を握りしめると、頼まれた仕事を進めるべく本腰を入れてパソコンへ向かい始めた。
それから数時間後。
広瀬主任が外回りを終えてオフィスに戻って来た。
猛暑日の今日、外はうだるような暑さだったはずなのに、髪の乱れもなく涼しげな顔で颯爽とデスクの方へ歩いてくる。
ただ、さすがにジャケットを着続けるのは厳しかったようだ。
脱いだジャケットを腕にかけ、シャツの袖口は少しだけ捲り上げている。
「広瀬せ……主任、お疲れ様です」
広瀬主任が隣の席に腰掛けたタイミングを見計らい、私は控えめに声を掛けた。
その際危うく「広瀬先輩」と口走りかけて、慌てて言い繕う。
私を高校の後輩だと広瀬主任が認識していない現状、そのことをわざわざ明かすつもりはなかった。
あくまで異動してきた時が初対面だ。
「お疲れ様。さっきお願いした件、進捗どう?」
広瀬主任はミネラルウォーターで喉を潤し一息入れた後、にこやかな笑みを浮かべて私に問いかけてきた。
その影響もあってか、最近では高梨さんは私を「遥香さん」と呼んで尊敬の眼差しを向けてくれている。
「それにしても、主任、また新規の取引先ゲットしたんですねぇ。いや〜さすが本社営業部のエース!」
高梨さんがそう感嘆の声を漏らすと、私達の会話を聞いていた同じチームの面々もウンウンと大きく頷いた。
実際、噂に違わず広瀬主任の仕事ぶりは凄い。
次々と大きな取引を決めてきて、営業一課の売上を牽引している。
たった2週間一緒に仕事をしただけの私にも分かるほど、広瀬主任の有能さは顕著だった。
井澤課長が広瀬主任のアシスタントは責任重大だと私に忠告したのも納得である。
……やっぱり広瀬先輩はスゴいなぁ。高校生の時もみんなから一目置かれる優秀な人だったもんね。
そういうところは昔から変わっていない。
昔も今も、手の届かない、雲の上の存在の人だ。
そんな凄い人のアシスタントを務めるからには、私も気合を入れなければ。
私は「よしっ!」と軽く拳を握りしめると、頼まれた仕事を進めるべく本腰を入れてパソコンへ向かい始めた。
それから数時間後。
広瀬主任が外回りを終えてオフィスに戻って来た。
猛暑日の今日、外はうだるような暑さだったはずなのに、髪の乱れもなく涼しげな顔で颯爽とデスクの方へ歩いてくる。
ただ、さすがにジャケットを着続けるのは厳しかったようだ。
脱いだジャケットを腕にかけ、シャツの袖口は少しだけ捲り上げている。
「広瀬せ……主任、お疲れ様です」
広瀬主任が隣の席に腰掛けたタイミングを見計らい、私は控えめに声を掛けた。
その際危うく「広瀬先輩」と口走りかけて、慌てて言い繕う。
私を高校の後輩だと広瀬主任が認識していない現状、そのことをわざわざ明かすつもりはなかった。
あくまで異動してきた時が初対面だ。
「お疲れ様。さっきお願いした件、進捗どう?」
広瀬主任はミネラルウォーターで喉を潤し一息入れた後、にこやかな笑みを浮かべて私に問いかけてきた。