初恋の続きはトキメキとともに。
1日目の研修が終わり片付けをしていると、ふらりと久我くんがテーブルにやって来た。

同じ部署の気軽さで軽く言葉を交わしてると、最後に予定を訊ねられた。

今日はこの研修施設に付帯している宿泊場所に泊まることになっているため、特にこれといった予定はない。

食堂で夕食を摂って、宿泊部屋に戻るだけだ。

他の参加者も同様のスケジュールのはずだけど、わざわざ聞くということは何かあるのだろうか。

「特には、ないけど? 明日に備えて部屋で休むくらいかな」

「それならさ、夕食後に談話室で酒やつまみを持ち寄って同期会やるから参加しない? ほら、今回結構オレらの同期が多く参加してるしさ。地方支社勤務でめったに顔を合わせないヤツもいるし、せっかくの機会だから集まろ〜って話になってて!」

話によると、久我くんが発起人となって同期に声を掛けて回っているらしい。

 ……どうしようかな。疲れてるから早めに休みたい気分ではあるけど……確かにめったにない機会だよね。それに久我くんが頑張って人を集めてるみたいだから協力したい気持ちはあるし。

結局、同じ部署の久我くんが中心になっている点が私の背を強力に後押しした。

「うん、分かった。参加させてもらうね。ただ、疲れてるから少しだけ顔を出して早めに部屋に戻らせてもらうかもしれないけど、それでも大丈夫?」

「おお、良かった! もちろん全然それでオッケー! あ、ここのテーブル、結城もいんじゃん。ちょうど良かった。今の話聞いてただろ? 結城も参加しない?」

「……ちょっとだけなら」

「よっしゃ、2人確保っと! じゃあ夕食後の19時半に2階の談話室に集合でよろしく!」
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