初恋の続きはトキメキとともに。
私はスマホを取り出して、曲名をメモ機能に書き残そうとした。
すると、ふいに手の中のスマホを結城くんにひょいと奪われ、何事かを操作した後に、再びスマホを返却された。
それはほんの一瞬の出来事。
私は何が起きたのかすら分からずだった。
結城くんは私のスマホを返した後、自分のスマホでもなにやら操作している。
そして何かしらの作業が終わったのか顔を上げてこう言った。
「さっき言った曲、送っといた」
「えっ?」
疑問の声を上げると同時に、手元のスマホが短く震える。
咄嗟に確認すれば、メッセージ通知が1件。
開いてみると、初めて見るアイコンのアカウントからだった。
話の流れ的に、これは結城くんのアカウントなのだろう。
「その2曲以外にも、おすすめあるから。また送る」
「あ、うん。ありがとう」
突然の行動にちょっと面食らったけど、たぶん結城くんは自分の好きなバンドの布教活動に積極的なのだろう。
さっきから『ソラリス』の話題の時だけ、いつもと比べものにならないほど結城くんの口数が多い。
興奮が表に出ないタイプなだけで、思いがけず『ソラリス』の話ができて喜んでるのかもしれないなぁと思う。
……意外な一面だなぁ。せっかく教えてもらったから、後で聴いてみよう。それに今の私こそ『夜空のリフレイン』を聴くべきだよね。
「好きな人がいるって素敵で幸せなことだよね」という曲のメッセージは、今の私に直球ど真ん中で響く。
まるで夢みたいな日々にいずれ終わりが訪れるとしても、それまでの間、目一杯好きな人と過ごす幸せを実感したい。
すると、ふいに手の中のスマホを結城くんにひょいと奪われ、何事かを操作した後に、再びスマホを返却された。
それはほんの一瞬の出来事。
私は何が起きたのかすら分からずだった。
結城くんは私のスマホを返した後、自分のスマホでもなにやら操作している。
そして何かしらの作業が終わったのか顔を上げてこう言った。
「さっき言った曲、送っといた」
「えっ?」
疑問の声を上げると同時に、手元のスマホが短く震える。
咄嗟に確認すれば、メッセージ通知が1件。
開いてみると、初めて見るアイコンのアカウントからだった。
話の流れ的に、これは結城くんのアカウントなのだろう。
「その2曲以外にも、おすすめあるから。また送る」
「あ、うん。ありがとう」
突然の行動にちょっと面食らったけど、たぶん結城くんは自分の好きなバンドの布教活動に積極的なのだろう。
さっきから『ソラリス』の話題の時だけ、いつもと比べものにならないほど結城くんの口数が多い。
興奮が表に出ないタイプなだけで、思いがけず『ソラリス』の話ができて喜んでるのかもしれないなぁと思う。
……意外な一面だなぁ。せっかく教えてもらったから、後で聴いてみよう。それに今の私こそ『夜空のリフレイン』を聴くべきだよね。
「好きな人がいるって素敵で幸せなことだよね」という曲のメッセージは、今の私に直球ど真ん中で響く。
まるで夢みたいな日々にいずれ終わりが訪れるとしても、それまでの間、目一杯好きな人と過ごす幸せを実感したい。