初恋の続きはトキメキとともに。
メッセージの送り主は意外にも結城くんだった。
同期会の時に曲名を送ってもらったっきり、特にやりとりはしていなかったため、私にとって予想外の相手である。
結城くんが休日にメッセージを送ってくるなんて、何かよっぽどのことか、仕事のことだろうかと、やや逸る気持ちで文字を目で追った。
でも、またしても予想に反して、内容はただの世間話。
具体的に言えば、ソラリスの新曲が発売になった旨のお知らせだった。
親切にも動画投稿サイトにアップされているMVのリンクまで送ってくれている。
……布教の一環でわざわざ情報を教えてくれたのかな? 結城くんって本当にソラリスが好きなんだなぁ。
熱心なファンぶりに感心しつつ、私はさっそく御礼の文言を打って返信した。
そうすると、またすぐにメッセージが返ってきて、今度は来月にあるライブのお誘いを受けた。
一緒に行く予定だった人が来れなくなったためチケットが1枚余ってるという。
どうせならソラリスの良さが分かる人と行きたいからとのことだった。
……うーん、ライブは興味あるけど、さすがに結城くんと2人でっていうのは良くないよね?
結城くんに下心はないだろう。
たぶん洸くんも私が誰とどこに行こうとも特に気にしたりはしないと思う。
だけど一般常識を踏まえると、一応恋人がいる身のため異性と2人で出掛けるのは憚られた。
私はすぐに返信できずにムムッと眉を寄せる。
すると次の瞬間、スマホを手に静止していた私の体がふいにグラリと傾いた。
えっ!と思った時には、私は洸くんの腕の中にいて、広い胸板に顔を押し付けられていた。
「……メッセージの相手、誰?」
「えっ?」
「俺を放置して遥香が他の誰かとやりとりしてるのが、面白くない」
いつもより低く抑えた声が耳に届き、私は目を瞬いた。
冗談のような口調なのに、明らかに声が尖っている。
驚いてパッと顔を上げると、洸くんと目が合った。
私を見下ろす端正な顔にも、どこか不満げな色が滲んでいる。
同期会の時に曲名を送ってもらったっきり、特にやりとりはしていなかったため、私にとって予想外の相手である。
結城くんが休日にメッセージを送ってくるなんて、何かよっぽどのことか、仕事のことだろうかと、やや逸る気持ちで文字を目で追った。
でも、またしても予想に反して、内容はただの世間話。
具体的に言えば、ソラリスの新曲が発売になった旨のお知らせだった。
親切にも動画投稿サイトにアップされているMVのリンクまで送ってくれている。
……布教の一環でわざわざ情報を教えてくれたのかな? 結城くんって本当にソラリスが好きなんだなぁ。
熱心なファンぶりに感心しつつ、私はさっそく御礼の文言を打って返信した。
そうすると、またすぐにメッセージが返ってきて、今度は来月にあるライブのお誘いを受けた。
一緒に行く予定だった人が来れなくなったためチケットが1枚余ってるという。
どうせならソラリスの良さが分かる人と行きたいからとのことだった。
……うーん、ライブは興味あるけど、さすがに結城くんと2人でっていうのは良くないよね?
結城くんに下心はないだろう。
たぶん洸くんも私が誰とどこに行こうとも特に気にしたりはしないと思う。
だけど一般常識を踏まえると、一応恋人がいる身のため異性と2人で出掛けるのは憚られた。
私はすぐに返信できずにムムッと眉を寄せる。
すると次の瞬間、スマホを手に静止していた私の体がふいにグラリと傾いた。
えっ!と思った時には、私は洸くんの腕の中にいて、広い胸板に顔を押し付けられていた。
「……メッセージの相手、誰?」
「えっ?」
「俺を放置して遥香が他の誰かとやりとりしてるのが、面白くない」
いつもより低く抑えた声が耳に届き、私は目を瞬いた。
冗談のような口調なのに、明らかに声が尖っている。
驚いてパッと顔を上げると、洸くんと目が合った。
私を見下ろす端正な顔にも、どこか不満げな色が滲んでいる。