初恋の続きはトキメキとともに。
「ひ、広瀬、主任……!?」
「やっぱり体冷えてる。あと、仕事後だから“主任”じゃないよ。今は彼女の可愛さにデレデレしてる、ただの遥香の彼氏」
スーツ姿に反応して思わず会社での呼び方を口にした私を抱きしめ、洸くんは耳元で甘くささやく。
胸の奥がくすぐったくて、瞬時にカッと体が熱くなった。
「耳まで真っ赤になってる。本当に可愛いな。ケーキじゃなくて遥香を食べたくなってきた」
「……もう、そういうの、反応に困ります。冗談はやめてください……!」
「ははっ、ごめんごめん。別に冗談じゃないんだけど、でも今は辞めておくよ。もう少しクリスマスを遥香と楽しみたいしね」
楽しげに目を細めた洸くんはそう言って体を離すと、私の手を引いて部屋の中へ進む。
部屋のテーブルには、すでに料理がお皿に盛られて並べられていた。
ミートパイ、ローストビーフ、チキンなどクリスマスっぽいメニューだ。
「帰り道にデパ地下の惣菜コーナーで買ってきたんだけど、こんな感じで良かった?」
「はい、十分です! ありがとうございます!」
「ケーキも冷蔵庫に入ってるから。お腹も空いたし、さっそく食べようか?」
私達はテーブルを囲み、軽くお酒も嗜みながら和やかに食事を楽しんだ。
女性が憧れるような夜景の見えるオシャレなレストランではないけれど、私にとってはそれ以上に価値のある時間だった。
私のために用意してくれたお惣菜はどれも美味しいし、洸くんがジャケットを脱いでネクタイを緩める姿も眼福だし――なにより洸くんの柔らかな笑顔が私にだけ向けられていて、楽しく一緒に過ごせていることが幸せすぎた。
「……なんだか、夢みたい」
ふわふわと夢心地に浸っていた私は、食後にケーキを頬張りながら、ついポロッと心の声を漏らしていた。
「夢じゃなくて現実だよ。うっとりした顔して、そんなにこのケーキがお気に召した?」
「あ、いえ、そういうわけじゃ……なくて。あ、でもこのケーキはすっごく美味しいですよ……!」
「分かってるよ。美味しいもの食べた時の表情してるから」
「えっ?」
「遥香って仕事中はそうでもないけど、プライベートの時は意外と顔に出るからね。そういうところも素直で可愛いなと思ってるよ」
「!」
「やっぱり体冷えてる。あと、仕事後だから“主任”じゃないよ。今は彼女の可愛さにデレデレしてる、ただの遥香の彼氏」
スーツ姿に反応して思わず会社での呼び方を口にした私を抱きしめ、洸くんは耳元で甘くささやく。
胸の奥がくすぐったくて、瞬時にカッと体が熱くなった。
「耳まで真っ赤になってる。本当に可愛いな。ケーキじゃなくて遥香を食べたくなってきた」
「……もう、そういうの、反応に困ります。冗談はやめてください……!」
「ははっ、ごめんごめん。別に冗談じゃないんだけど、でも今は辞めておくよ。もう少しクリスマスを遥香と楽しみたいしね」
楽しげに目を細めた洸くんはそう言って体を離すと、私の手を引いて部屋の中へ進む。
部屋のテーブルには、すでに料理がお皿に盛られて並べられていた。
ミートパイ、ローストビーフ、チキンなどクリスマスっぽいメニューだ。
「帰り道にデパ地下の惣菜コーナーで買ってきたんだけど、こんな感じで良かった?」
「はい、十分です! ありがとうございます!」
「ケーキも冷蔵庫に入ってるから。お腹も空いたし、さっそく食べようか?」
私達はテーブルを囲み、軽くお酒も嗜みながら和やかに食事を楽しんだ。
女性が憧れるような夜景の見えるオシャレなレストランではないけれど、私にとってはそれ以上に価値のある時間だった。
私のために用意してくれたお惣菜はどれも美味しいし、洸くんがジャケットを脱いでネクタイを緩める姿も眼福だし――なにより洸くんの柔らかな笑顔が私にだけ向けられていて、楽しく一緒に過ごせていることが幸せすぎた。
「……なんだか、夢みたい」
ふわふわと夢心地に浸っていた私は、食後にケーキを頬張りながら、ついポロッと心の声を漏らしていた。
「夢じゃなくて現実だよ。うっとりした顔して、そんなにこのケーキがお気に召した?」
「あ、いえ、そういうわけじゃ……なくて。あ、でもこのケーキはすっごく美味しいですよ……!」
「分かってるよ。美味しいもの食べた時の表情してるから」
「えっ?」
「遥香って仕事中はそうでもないけど、プライベートの時は意外と顔に出るからね。そういうところも素直で可愛いなと思ってるよ」
「!」