幼なじみドクターはクールなふりして愛妻家
「甘えん坊ドクター」
「ちょっと待って。それ、異議あり」
「いいじゃん、私はそんな洸も好きなんだから」
「ダメだ。他に候補ないの?」
「三十年片想いドクター」
「わざとダサいの探しただろ」
洸と喋っていると、いつも笑いが絶えない。こういう時、私たちはやっぱり幼なじみだなと感じるし、独特の空気感が心地いい。
でも、今の私たちはそれだけの関係じゃなく、きちんと愛し合っている夫婦だ。
その証拠に、軽口を叩いて笑い合った数時間後には、男と女になっていた。
基本的にはベッドで愛し合うことが多いけれど、今日は少し趣向を変えて、屋上のジェットバスで戯れている。
甘い愛撫に身を捩らせてお湯を波立たせ、数えきれないほどキスをして、浴槽の中に座った彼と向かい合う形で、互いの中心を繋げる。
私はすっかりその甘い快感に夢中で、体を揺さぶられながら喘ぐことしかできない。
「ん、あっ……洸、それ好き……」
「知ってるよ。美葉の体のことは、奥まで全部。ついでにキスも好きだろ」
大きな手で背中を撫でられながら、下から突き上げられる。唇は濃厚なキスで絶えず塞がれ、息が詰まってしまいそうな幸福に、体も心も甘く蕩けていく。