幼なじみドクターはクールなふりして愛妻家
「厳かな結婚式の最中に、花嫁を変な目で見る人はあんまりいないと思うけど」
「いや、俺もそれは理解してる。花嫁姿って神聖なものだし、新郎とか新婦の家族とか、まして神様の前でそんなこと思う男は滅多にいないだろうって。……でも」
洸の手が、私の首筋を辿って服の上から肩を撫で、そのままウエスト、腰……と全身の輪郭を優しく撫でた。
「美葉の綺麗な体は俺だけのものだから。他の奴に見せないで」
「洸……」
あんなにも愛し合った後なのに、妻のドレスから覗く少しの肌が許せないなんて、どれほど独占欲が強いんだろう。
そう思う一方で、私を大切にしてくれるが故の心配だというのもわかる。独占欲も嫉妬も、洸に向けられるものなら別に窮屈には感じないし、むしろ愛されている実感で心が満たされる。
「わかった。露出が少なくても素敵なデザインはたくさんあるから、どれがいいのか一緒にゆっくり選ぼう?」
「美葉……ありがとう。ワガママでごめんな」
「ううん。私の方こそありがとう。そんなに好きでいてくれて」
「……っ。みよちゃぁぁん」
感極まった洸にガバッと抱きつかれ、「重いよ」と言いながらクスクス笑う。
幼なじみの旦那様と過ごす夜は、いつだって甘さと楽しさとが絶妙なバランスだ。