私の理想の王子様
久しぶりのデート
季節は巡り、再び秋がやってきた。
あれからしばらくして、朝子は総務部から由美のいる百貨店事業部へと異動になった。
そして正式に新プロジェクトチームのメンバーとなり、今はチームの一員として働いている。
チームは由美を中心に朝子や間宮の他、数名の社員が抜擢された。
ボウ・ボーテは従来の女性向けのスキンケア・コスメシリーズの他に、ジェンダーレスコスメシリーズを立ち上げ、今は新製品のプレスリリースに向けて急ピッチで準備が進められている。
そして朝子は新シリーズのキービジュアルになるべく、朝哉としての活動準備も開始し、店頭に立つための研修も始まった。
元々朝子にBAを勧めていた由美は、ここぞとばかりに朝子に様々な研修を受けさせている。
「朝哉くんには、ゆくゆくステージでのデモンストレーションもお願いしたいんだよねぇ」
にやりと笑う由美に、朝子は愛想笑いを返すしかなかったが、それでも充実した毎日を過ごしていた。
「じゃあ、お先に失礼します」
プロジェクトチームでの仕事もだいぶ慣れてきたある日、朝子は定時とともに立ち上がると由美たちメンバーに声をかけた。
あれからしばらくして、朝子は総務部から由美のいる百貨店事業部へと異動になった。
そして正式に新プロジェクトチームのメンバーとなり、今はチームの一員として働いている。
チームは由美を中心に朝子や間宮の他、数名の社員が抜擢された。
ボウ・ボーテは従来の女性向けのスキンケア・コスメシリーズの他に、ジェンダーレスコスメシリーズを立ち上げ、今は新製品のプレスリリースに向けて急ピッチで準備が進められている。
そして朝子は新シリーズのキービジュアルになるべく、朝哉としての活動準備も開始し、店頭に立つための研修も始まった。
元々朝子にBAを勧めていた由美は、ここぞとばかりに朝子に様々な研修を受けさせている。
「朝哉くんには、ゆくゆくステージでのデモンストレーションもお願いしたいんだよねぇ」
にやりと笑う由美に、朝子は愛想笑いを返すしかなかったが、それでも充実した毎日を過ごしていた。
「じゃあ、お先に失礼します」
プロジェクトチームでの仕事もだいぶ慣れてきたある日、朝子は定時とともに立ち上がると由美たちメンバーに声をかけた。