私の理想の王子様
「あぁ、だからかぁ」
ミチルはさっきまでとは違う、すっきりしたような顔つきになると、にっこりとほほ笑んだ。
「ミチルさん?」
訳がわからず顔を見合わせる朝子と須藤の前で、ミチルは再びくすくすと笑い声をあげる。
「やっと納得しました」
「納得?」
「はい。朝哉さんって、他の男性とは明らかに違ったんですよ。別世界から出てきた王子様みたいな魅力があった。でもそれなのに、一緒にいて安心できるんです。この人は大丈夫っていう安心感みたいな? それはきっと、朝哉さんの中身が、朝子さんだったからなんだろうなって思いました」
ミチルは最後はおどけたように話す。
でもその言葉に、朝子はミチルの優しさが込められている気がした。
「ミチルさん、ありがとう」
瞳を潤ます朝子の手を取ると、ミチルは大きく首を振る。
「元はと言えば、先走って恋した私も悪いんです。そのせいで、朝子さんを思い悩ませちゃいましたよね……。朝哉さんに振られて、散々落ち込んだけど、今はなんだか清々しい気分です」
ミチルの言葉に、朝子はやっと心の中の重しが外れたように軽くなるのを感じる。
きっとミチルは失恋して、散々傷ついただろう。
それでも朝子のことを許してくれる、芯の通ったカッコイイ女性なのだと思った。
ミチルはさっきまでとは違う、すっきりしたような顔つきになると、にっこりとほほ笑んだ。
「ミチルさん?」
訳がわからず顔を見合わせる朝子と須藤の前で、ミチルは再びくすくすと笑い声をあげる。
「やっと納得しました」
「納得?」
「はい。朝哉さんって、他の男性とは明らかに違ったんですよ。別世界から出てきた王子様みたいな魅力があった。でもそれなのに、一緒にいて安心できるんです。この人は大丈夫っていう安心感みたいな? それはきっと、朝哉さんの中身が、朝子さんだったからなんだろうなって思いました」
ミチルは最後はおどけたように話す。
でもその言葉に、朝子はミチルの優しさが込められている気がした。
「ミチルさん、ありがとう」
瞳を潤ます朝子の手を取ると、ミチルは大きく首を振る。
「元はと言えば、先走って恋した私も悪いんです。そのせいで、朝子さんを思い悩ませちゃいましたよね……。朝哉さんに振られて、散々落ち込んだけど、今はなんだか清々しい気分です」
ミチルの言葉に、朝子はやっと心の中の重しが外れたように軽くなるのを感じる。
きっとミチルは失恋して、散々傷ついただろう。
それでも朝子のことを許してくれる、芯の通ったカッコイイ女性なのだと思った。