私の理想の王子様
朝子がそんなことを思い出していると、開始時刻のアナウンスが流れる。
すると司会の女性の明るい声の後に、間宮とモデルの女性がステージに現れた。
スポットライトを浴びてステージに立つ間宮は、とても堂々としていて普段の何倍も輝いて見える。
「皆さん、こんにちは。ボウ・ボーテの間宮香です。今日は皆さんに、いつもとは一味違ったメイクデモンストレーションをご覧いただきたいと思います」
間宮は落ち着いた声でそう言うと、早速メイクのデモンストレーションの準備に入った。
ステージの真ん中の背の高いスツールにはモデルが腰かけ、その後ろのテーブルにはボウ・ボーテの化粧品がずらりと並ぶ。
間宮はアシスタントから手渡されたファンデーションを手にすると、後ろで流れるBGMに合わせるように手早くメイクを始めた。
でもしばらくその様子を眺めていた朝子は「え?」と小さく目を開く。
通常のデモンストレーションでは、まずモデルの右半分の顔だけをメイクし、どれだけ変化が出たかを観客に見てもらうのだが、今回は両顔同時にメイクをしているのだ。
しかもそのメイクは、半分は明らかに男装メイクだ。
すると司会の女性の明るい声の後に、間宮とモデルの女性がステージに現れた。
スポットライトを浴びてステージに立つ間宮は、とても堂々としていて普段の何倍も輝いて見える。
「皆さん、こんにちは。ボウ・ボーテの間宮香です。今日は皆さんに、いつもとは一味違ったメイクデモンストレーションをご覧いただきたいと思います」
間宮は落ち着いた声でそう言うと、早速メイクのデモンストレーションの準備に入った。
ステージの真ん中の背の高いスツールにはモデルが腰かけ、その後ろのテーブルにはボウ・ボーテの化粧品がずらりと並ぶ。
間宮はアシスタントから手渡されたファンデーションを手にすると、後ろで流れるBGMに合わせるように手早くメイクを始めた。
でもしばらくその様子を眺めていた朝子は「え?」と小さく目を開く。
通常のデモンストレーションでは、まずモデルの右半分の顔だけをメイクし、どれだけ変化が出たかを観客に見てもらうのだが、今回は両顔同時にメイクをしているのだ。
しかもそのメイクは、半分は明らかに男装メイクだ。