私の理想の王子様
すると気を取り直すように咳ばらいをした由美が、朝子に真剣な表情を覗き込ませる。
「実は朝子ちゃんには話してなかったんだけどね。朝子ちゃんのSNSの話題が社長の耳に入ったの」
思いもよらない話に、朝子は「え……」と動揺したように声を上げると須藤を振り返った。
須藤も驚いたような顔をしている。
「そ、それで……?」
不安な顔をする朝子に、由美はにっこりとほほ笑んだ。
「今ね、新プロジェクトが立ち上がろうとしてるの」
「新プロジェクト?」
「そう! 簡単に言えば、今の化粧品シリーズの他に、ジェンダーレスコスメシリーズを作ろうって話なの」
「ジェンダーレスコスメ……?」
朝子は聞き慣れない言葉に大きく首を傾げた。
ジェンダーレスということは、男女共用のコスメということだろうか?
「どういうことですか?」
話の流れがわからない朝子に「つまりね」と由美が口を開く。
由美の話によれば、社長はボウ・ボーテの次なる成長のために、今とは違う商品の販売戦略を考えていたそうだ。
そんな時、朝子の男装メイクの話題が社長の耳に飛び込んだ。
SNSでバズった朝子の写真を見た社長は、朝子がボウ・ボーテの化粧品のみで男装メイクをしていたことを知り「次の戦略はこれだ!」とすぐさま決断に至ったのだそうだ。
「実は朝子ちゃんには話してなかったんだけどね。朝子ちゃんのSNSの話題が社長の耳に入ったの」
思いもよらない話に、朝子は「え……」と動揺したように声を上げると須藤を振り返った。
須藤も驚いたような顔をしている。
「そ、それで……?」
不安な顔をする朝子に、由美はにっこりとほほ笑んだ。
「今ね、新プロジェクトが立ち上がろうとしてるの」
「新プロジェクト?」
「そう! 簡単に言えば、今の化粧品シリーズの他に、ジェンダーレスコスメシリーズを作ろうって話なの」
「ジェンダーレスコスメ……?」
朝子は聞き慣れない言葉に大きく首を傾げた。
ジェンダーレスということは、男女共用のコスメということだろうか?
「どういうことですか?」
話の流れがわからない朝子に「つまりね」と由美が口を開く。
由美の話によれば、社長はボウ・ボーテの次なる成長のために、今とは違う商品の販売戦略を考えていたそうだ。
そんな時、朝子の男装メイクの話題が社長の耳に飛び込んだ。
SNSでバズった朝子の写真を見た社長は、朝子がボウ・ボーテの化粧品のみで男装メイクをしていたことを知り「次の戦略はこれだ!」とすぐさま決断に至ったのだそうだ。