御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
子供たちを不安にさせてしまったことに反省しつつ、冷静になるため深呼吸をした。
「洸星さん。子供たちの前なのでこの話は――」
「そうだな、すまなかった」
洸星さんの視線が充輝と晴輝に順番に向けられる。
「ふたりもごめんな」
そう言って洸星さんは微笑んだ。そのあとで私を見つめた彼に向かって私は深く頭を下げる。
「さようなら」
充輝と晴輝の手をぎゅっと握ると、止まっていた足を動かして再び歩き始めた。
洸星さんはもう追いかけてはこない。
ほっとした気持ちと胸が締め付けられるような苦しさがどっと押し寄せてくる。
コスモス畑の中をふたつの小さな手を握って歩きながら、ふと思い出すのは充輝と晴輝がお腹の中にいるとわかった日のこと。
今から四年前の秋の日のことだーー。