御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす


「そうか。充輝くんが作ったからこんなに美味しいんだな」


 洸星さんが褒めると、充輝は嬉しそうに笑った。

 お昼ご飯のあとは、充輝と晴輝が洸星さんを誘っておもちゃで遊び始めた。

 たくさんの子会社を抱える大企業の社長であり、多くの従業員のトップに立つ彼が、小さな子供のおもちゃで遊ぶ姿はとても新鮮でキッチンで洗い物をしながら思わず笑みがこぼれる。

 白いカーテンがかかる窓から午後の温かな日差しが差し込み、とても穏やかな時間が流れている。

 ひとりで充輝と晴輝を産むと決めたとき、洸星さんが一緒にいる未来を私は想像すらしていなかった。

 それなのに再会して、プロポーズをされ、このまま順調にいけば家族になろうとしている。

 充輝と晴輝、それから洸星さんと四人で暮らす日々を想像すると心が温かくなり、とても幸せな気持ちになった。

 早くそんな日々がこないかな。

 そう思う一方で本当にこのままうまくいくのだろうかと不安な気持ちも少しはある。

 結婚となればお互いの両親への報告が必要だろう。

 私の親は驚きはするだろうが結婚は認めてくれると思う。問題は洸星さんの両親だ。

 大切な跡取りである彼の妻に私を認めてくれるだろうか。とても自信がない。 


< 123 / 162 >

この作品をシェア

pagetop