御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす

 悶々と考えながらも料理は進めていく。
 
 下準備が終わったところで充輝と晴輝がお昼寝から起きた。

 おやつを食べさせてから一緒に遊ぶ。

 夕方になるとふたりだけで遊んでもらい、下準備だけ済ませてあった夜ご飯の支度の続きを始めた。

 充輝と晴輝の賑やかな声のおかげで、余計なことは考えなくてすむのでテキパキと調理を進めていく。

 たぶん洸星さんもそろそろ来る頃だ。そう思ったとき、玄関のチャイムが鳴った。

 きっと洸星さんだ。

 料理を中断させてインターホンに出ると、そこにいたのは洸星さんではなく、どうやら宅配業者が荷物を届けに来たらしい。

 玄関に向かい、荷物を受け取る。

 再びリビングに戻ると、充輝と晴輝の姿がない。けれど、寝室からひそひそと話し声がするのでそこにいるのだろう。

 遊んでいるのだと思い、そのままにすることにした。

 届いた荷物を開けて中身を確認する。そのあとで再び調理に戻ろうと思ったとき、寝室から聞こえてくる晴輝の声にふと違和感を覚えた。

 充輝と話しているのだと思ったが、どうやらそうではなさそうだ。


「みっくん。はるくん」


 寝室の扉を開けると、晴輝が慌てたように背中になにかを隠した。

 充輝がくっつき、一緒になって晴輝の背中にあるものを隠そうとする。

 これは、いたずらをしていたにおいがプンプンしてきた。


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