御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
しばらくしてインターホンが鳴った。
玄関に向かい扉を開けると洸星さんがいる。
玄関に足を踏み入れた彼が私の腕を掴み、自身の方へと引き寄せた。
視界になにも映らなくなり、彼が普段から身につけている香水が鼻腔をくすぐる。
パタンと玄関の扉が閉まる音が聞こえ、背中に回された手が私をさらに引き寄せた。
「有紗」
名前を呼ばれた瞬間、胸が甘く揺さぶられるのを感じた。
私はどうして彼と別れる道をまたも選ぼうとしたのだろう。
こんなに好きなのに……。
「洸星さん」
じわっと目元に涙が浮かび、私からも強く抱きしめ返した。
大きな手が私の後頭部に触れる。ゆっくりと顔を上げると、見惚れてしまうほどきれいな顔が近づいてきた。
目を閉じると、唇に軽く吸い付くようなキスをされた。
一度離れてから再び重なる。角度を変えて何度も続くキスに彼の深い愛が伝わり、温かな幸せが胸いっぱいに広がるのを感じた。