御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす


「このまま俺の車につけておいて、戻すのは後日でも俺は構わないが」

「それだと後部座席が使えなくなるのでご迷惑ではないですか?」

「誰も乗せる予定はないから問題ない」


 ここでチャイルドシートを降ろす手もあるけれど、アパートの部屋は狭いので置くスペースがない。


「有紗の都合のいい日に連絡をくれればまた来るよ。そのときチャイルドシートを載せ換えようか」

「そうですね。すみません、ご迷惑をかけます」

「迷惑だなんて思ってないから心配するな」


 ぺこりと頭を下げた私に洸星さんが優しく告げる。


「むしろ俺はまた有紗と会える口実ができてラッキーだ」

「えっ」


 微笑む洸星さんと目が合い、ドキッと胸が高鳴る。 


「ひとまず連絡先を教えてくれないか」

「はい」


 洸星さんと別れたあと、彼との連絡手段を断つために私は連絡先を変えている。

 私は晴輝と繋いでいた手を離してバッグからスマホを取り出した。

 洸星さんと連絡先を交換していると、「おなかすいたー」と晴輝が騒ぎ出す。


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