御曹司の深い愛が双子ママの心を甘く溶かす
それにしても洸星さんは疲れていないのだろうか。
ここまで運転をしてきたのに動物広場でも活発な晴輝のことを付きっきりで見てくれたし、今も充輝と晴輝をふたり同時に相手をして遊んでいる。
付き合っていた頃からジムに通っていたけれど今も続けているのだろうか。
一日中子供に付き合える体力も尊敬するけれど、洸星さんは子供の扱いがうまい。
彼は子供が苦手だと思っていた。仕事一筋で、クールな性格の彼からは子供と遊ぶ姿がイメージできなかったから。
それなのに充輝と晴輝と楽しそうに遊ぶ姿は、誰が見ても良い父親だ。
自分以外に子供を見てくれる人がいるのはとても安心する。
ひとりで子育てをしていると、もしも私になにかあったらこの子たちはどうなるのだろうと不安になるときがたまにある。
今は実家の近くに住んでいるので両親や妹を頼ることができるけれど、これから先もずっと助けてもらうわけにはいかない。
そうなったとき充輝と晴輝には私しかいない。それがたまにプレッシャーに感じるときもある。
ひとりで産んで育てると決めたはずなのに、もしもふたりに父親がいたらと、ふと考えてしまう。
『俺も一緒に子供たちを育てたい』
以前、洸星さんが言ってくれた言葉を思い出す。
私はどんな答えを出せばいいのだろう。