マモノ狩り或いは激情2オープンザゲート
 声高に技名を叫んだ刹那。
 白虎の左足は拳ガイツの太腿の上、そこから放つストライクレボリューションなるシャイニング式の涅槃、その瞬間拳ガイツと白虎の間の空間、隙間があった。
 拳ガイツが放つ、Lスマッシュ。
 クラップすら間に合わない。
 白虎の右脇腹にコークスクリューブローは炸裂した。肘を使うまでもない絶対距離で脇腹を抉った。
 ぐわえッ!?
 ヘンな呻き声を上げて、白虎がくの字型に身体を折りマットに転がった。
 レフリーがカウントを取る。
 ワン、ツー、スリー。
 拳ガイツは、己の拳の違和感に気づいていた。
 白虎は苦しんでいる。口から液体を吐き出しながら。
 ただ、Lスマッシュの手応えは違っていた。芯を捉えてない。
 セブン、エイト、ナイン!
 必死にロープを掴んで立とうとする白虎だったが、無念のテンカウントを聞いたのだった。
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