二次元彼氏がいるのでリアルな恋は遠慮します
「もしかして、桐島くんもオタク……?」
「いえ、オタクではないと思います。漫画も読みますし、ゲームもしますけど、たぶん人並みです」
「そっか……」
二人で裏口を出て、オフィスビルが連なる大通りを歩いていく。
正面玄関から出たときと違って、裏側はオフィスビルしかなく、通りの広い道にも車が通るぐらいで、あまり人は歩いていなかった。
ここが大都会、東京であることを忘れてしまうほどに裏側は落ち着いていて、そわそわと忙しなく足を動かす。
「すみません。歩くの早かったですか?」
「ううん。そんなことないよ」
「そうですか」
そう素っ気ない返しをするものの、私のペースに合わせて彼の歩くスピードが若干遅くなる。
桐島くんは駅の方へ向かっているのか、徐々に人通りや並ぶ店の種類が増えてきた。
いろんな店に目移りしていると、桐島くんが私でも馴染みのある赤い看板に白地で店名が書かれたゲームセンターに迷いなく入っていく。
陽気な店内放送やクレーンゲームのBGM、コインタワーが崩れるときのけたたましい音が耳に流れてきて、本当に目的地はここで合っているのかと、桐島くんの顔を見上げた。
「いえ、オタクではないと思います。漫画も読みますし、ゲームもしますけど、たぶん人並みです」
「そっか……」
二人で裏口を出て、オフィスビルが連なる大通りを歩いていく。
正面玄関から出たときと違って、裏側はオフィスビルしかなく、通りの広い道にも車が通るぐらいで、あまり人は歩いていなかった。
ここが大都会、東京であることを忘れてしまうほどに裏側は落ち着いていて、そわそわと忙しなく足を動かす。
「すみません。歩くの早かったですか?」
「ううん。そんなことないよ」
「そうですか」
そう素っ気ない返しをするものの、私のペースに合わせて彼の歩くスピードが若干遅くなる。
桐島くんは駅の方へ向かっているのか、徐々に人通りや並ぶ店の種類が増えてきた。
いろんな店に目移りしていると、桐島くんが私でも馴染みのある赤い看板に白地で店名が書かれたゲームセンターに迷いなく入っていく。
陽気な店内放送やクレーンゲームのBGM、コインタワーが崩れるときのけたたましい音が耳に流れてきて、本当に目的地はここで合っているのかと、桐島くんの顔を見上げた。