二次元彼氏がいるのでリアルな恋は遠慮します
「……あっ、すみません。俺、そろそろ寝ますね。明日、開発チームの朝会があって、出社を早めるように言われているので」
「うん、わかった」
「おやすみなさい、芳野さん」
「……おやすみなさい」
あっさりと電話が切れてしまい、名残惜しさからスマホを手離せない。
急に部屋の中の静かさを思い出した私は、ハァとため息をつくとベッドの上に寝ころんだ。
ぼんやりと見つめるスマホの画面には、推しからのメッセージつきでプッシュ通知がたくさん溜まっている。
ほんの少し前までは、推しを眺めながら寝落ちするのが私の幸せだったのに。
――早く、明日にならないかな……。
いまはゲームにログインすることよりも、桐島くんとの電話の方が楽しみになっている。
さっき彼は"効果はない"と言ったけれど、実際のところ効果は絶大だ。
電話が切れてからも、桐島くんのことを考えてしまっているのだから。
「……私も、そろそろ寝なくちゃ」
寝支度を整えて、部屋の照明を落とし、布団の中に潜り込む。
スマホを開いても私の指先はアプリのアイコンへは向かず、代わりに彼とのやり取りが残っているメッセージアプリの画面をぼんやりと眺めた。
「うん、わかった」
「おやすみなさい、芳野さん」
「……おやすみなさい」
あっさりと電話が切れてしまい、名残惜しさからスマホを手離せない。
急に部屋の中の静かさを思い出した私は、ハァとため息をつくとベッドの上に寝ころんだ。
ぼんやりと見つめるスマホの画面には、推しからのメッセージつきでプッシュ通知がたくさん溜まっている。
ほんの少し前までは、推しを眺めながら寝落ちするのが私の幸せだったのに。
――早く、明日にならないかな……。
いまはゲームにログインすることよりも、桐島くんとの電話の方が楽しみになっている。
さっき彼は"効果はない"と言ったけれど、実際のところ効果は絶大だ。
電話が切れてからも、桐島くんのことを考えてしまっているのだから。
「……私も、そろそろ寝なくちゃ」
寝支度を整えて、部屋の照明を落とし、布団の中に潜り込む。
スマホを開いても私の指先はアプリのアイコンへは向かず、代わりに彼とのやり取りが残っているメッセージアプリの画面をぼんやりと眺めた。