二次元彼氏がいるのでリアルな恋は遠慮します
05 恋が動き出す夜
「みんな、お酒は手元にある? あるね? じゃあ、カンパーイ!!」
今回の幹事である依田さんの挨拶で、いろんなテーブルからグラス同士がぶつかる音が聞こえてくる。
私は、いつも飲み会のときに固まって座るメンバーたちの中心からなぜか離れて座る羽目になってしまった。
というのも、依田さんが「芳野ちゃんはこっち!」と私を手招きしたからだ。
飲み会の中盤で挨拶がてら依田さんが私のいる席に来ることはあっても、最初から呼ばれるのは珍しい。
依田さんはムードメーカー的存在のため、チームの人からも、チームの外にいる人からも好かれている。
常に飲み会の席では真ん中に座っていることが多く、今日も大広間の座敷割りは自然と依田さんが中心に振り分けられていた。
当然、依田さんの周りには開発チームの人間が多く集まるわけで。
そこには、桐島くんの姿もあった。
「はい、芳野ちゃん」
「あ、ありがとうございます……」
本来なら後輩である私が率先して動くべきなのに、依田さんは先輩でありながらも、次々と他の人の皿に料理を取り分けていく。
私の元にも取り分けた料理が置かれ、新たなお酒が追加された。
今回の幹事である依田さんの挨拶で、いろんなテーブルからグラス同士がぶつかる音が聞こえてくる。
私は、いつも飲み会のときに固まって座るメンバーたちの中心からなぜか離れて座る羽目になってしまった。
というのも、依田さんが「芳野ちゃんはこっち!」と私を手招きしたからだ。
飲み会の中盤で挨拶がてら依田さんが私のいる席に来ることはあっても、最初から呼ばれるのは珍しい。
依田さんはムードメーカー的存在のため、チームの人からも、チームの外にいる人からも好かれている。
常に飲み会の席では真ん中に座っていることが多く、今日も大広間の座敷割りは自然と依田さんが中心に振り分けられていた。
当然、依田さんの周りには開発チームの人間が多く集まるわけで。
そこには、桐島くんの姿もあった。
「はい、芳野ちゃん」
「あ、ありがとうございます……」
本来なら後輩である私が率先して動くべきなのに、依田さんは先輩でありながらも、次々と他の人の皿に料理を取り分けていく。
私の元にも取り分けた料理が置かれ、新たなお酒が追加された。