恋するお弁当箱
「こんにちはー!」
横から大声が割って入り、咲穂はぎょっとした。
にやにやと笑う樹絵里がいて、咲穂を押しのけて前に出る。
「今日のご用件はなんですかあ?」
「高壺さん」
咲穂は慌てて咎めるが、賢翔は笑顔を崩さない。
「すでに応対していただいてますから大丈夫ですよ。静谷さん、よろしくお願いします」
「先輩は忙しいんで、私が担当します、お名前は? 私は高壺樹絵里ですぅ!」
「なにしてるのっ!」
莉子が飛んできて、体をくねらせる樹絵里の腕をひっぱって下がらせた。
「仕事の邪魔しないでください~!」
樹絵里の叫びに、フロアが唖然として彼女らを見る。
「……お騒がせしてすみません」
咲穂は恥ずかしさに頬を赤らめて頭を下げた。
「大丈夫ですよ」
穏やかな笑みを崩さない彼にほっとしつつ、咲穂は彼を掃除ロボットが待機している場所へ案内した。
電源ポートで充電しながら待機しているお掃除ロボットは、今はディスプレイが真っ暗だ。
彼は持ってきたタブレットに接続してからスイッチを押した。まんまるの目がぴこんと表示される。
彼がタブレットでいくつか確認し、それから咲穂に言う。
「異常はないですね。狭い通路に入らないようにするために、センサーの検知範囲を広げてみます。映像データを回収して分析もしてみます」
彼はぱぱっとタブレットを操作したのち、お掃除ロボットを再起動させた。
横から大声が割って入り、咲穂はぎょっとした。
にやにやと笑う樹絵里がいて、咲穂を押しのけて前に出る。
「今日のご用件はなんですかあ?」
「高壺さん」
咲穂は慌てて咎めるが、賢翔は笑顔を崩さない。
「すでに応対していただいてますから大丈夫ですよ。静谷さん、よろしくお願いします」
「先輩は忙しいんで、私が担当します、お名前は? 私は高壺樹絵里ですぅ!」
「なにしてるのっ!」
莉子が飛んできて、体をくねらせる樹絵里の腕をひっぱって下がらせた。
「仕事の邪魔しないでください~!」
樹絵里の叫びに、フロアが唖然として彼女らを見る。
「……お騒がせしてすみません」
咲穂は恥ずかしさに頬を赤らめて頭を下げた。
「大丈夫ですよ」
穏やかな笑みを崩さない彼にほっとしつつ、咲穂は彼を掃除ロボットが待機している場所へ案内した。
電源ポートで充電しながら待機しているお掃除ロボットは、今はディスプレイが真っ暗だ。
彼は持ってきたタブレットに接続してからスイッチを押した。まんまるの目がぴこんと表示される。
彼がタブレットでいくつか確認し、それから咲穂に言う。
「異常はないですね。狭い通路に入らないようにするために、センサーの検知範囲を広げてみます。映像データを回収して分析もしてみます」
彼はぱぱっとタブレットを操作したのち、お掃除ロボットを再起動させた。