恋するお弁当箱
「高壺さん、昨日の午後、仕事中にロッカールームに行きましたね。なにしに行ったんですか?」
「なんのことですかあ?」
樹絵里がとぼけると、課長はタブレットを差し出す。
「廊下の防犯カメラの映像です。あなたが中に入っていく様子が映っています。どうしてロッカールームに?」
「覚えてないです~」
樹絵里はめんどくさくてそう答えたのだが。
「ロッカールームからすごい音が聞こえたあと、あなたが出てきました。ロッカーを壊したのはあなたですね?」
「そんなことしてませーん」
「このままでは警察に行くことになりますよ」
脅されて、樹絵里はむっとした。
この手の人たちはすぐ警察だのなんだのと言う。こんなことくらいで、ナンセンスだ。
「正直に言えば大事にはしません」
課長の言葉に、樹絵里は目をそらした。
「ちょっとロッカーにぶつかったことあるかも?」
「ぶつかった程度でこうはなりませんよ」
樹絵里は課長のしつこさに舌打ちした。
「この件は日頃の就業態度も含めて派遣会社にも報告させてもらいます。契約の延長はしませんので、ご了承ください」
「私みたいな有能な人材をいらないって言うんですか!?」
「有能でしたら、なおさらわが社に置いてはおけないですね。ほかのもっとふさわしい会社でのご活躍をお祈りします」
言い切る課長の声が冷たくて、樹絵里はイラっとした。
「なんのことですかあ?」
樹絵里がとぼけると、課長はタブレットを差し出す。
「廊下の防犯カメラの映像です。あなたが中に入っていく様子が映っています。どうしてロッカールームに?」
「覚えてないです~」
樹絵里はめんどくさくてそう答えたのだが。
「ロッカールームからすごい音が聞こえたあと、あなたが出てきました。ロッカーを壊したのはあなたですね?」
「そんなことしてませーん」
「このままでは警察に行くことになりますよ」
脅されて、樹絵里はむっとした。
この手の人たちはすぐ警察だのなんだのと言う。こんなことくらいで、ナンセンスだ。
「正直に言えば大事にはしません」
課長の言葉に、樹絵里は目をそらした。
「ちょっとロッカーにぶつかったことあるかも?」
「ぶつかった程度でこうはなりませんよ」
樹絵里は課長のしつこさに舌打ちした。
「この件は日頃の就業態度も含めて派遣会社にも報告させてもらいます。契約の延長はしませんので、ご了承ください」
「私みたいな有能な人材をいらないって言うんですか!?」
「有能でしたら、なおさらわが社に置いてはおけないですね。ほかのもっとふさわしい会社でのご活躍をお祈りします」
言い切る課長の声が冷たくて、樹絵里はイラっとした。