恋するお弁当箱
「狭いところがダメって嘘じゃん。ここまで来てるんだし、ほんっとうに静谷さんって性格悪いですよね」
「は?」
思わず聞き返していた。
「ロッカーが少しへこんだくらいで課長に言いつけたり。お弁当箱くれなかったり。どうしてそんなに意地悪なんですか?」
咲穂は唖然とした。呼び出されたのは謝罪のためだったはずなのに、なんだかまったく見当違いなことを言われている。
樹絵里は、ふん! と鼻を鳴らしてドアに向かう。
「反省するといいですよ」
樹絵里は部屋を出ると、外からがちゃっと鍵をかけた。
「なにするの!?」
内側から鍵を開けようとするが、鍵が回らない。
どうして、と思うが鍵が解錠できないから扉も開かない。
「やめて、開けて! 高壺さん!」
叫んでも返事がない。
「誰か!」
咲穂はドアをどんどんを叩くが、どこからも誰からも返事はない。
どうしよう、と部屋を見た咲穂の心臓がどきんと大きく鳴った。
薄暗く埃っりぽい部屋、物に溢れていて圧迫感がある。
閉じ込められた。
その単語だけが頭の中を巡る。
落ち着け、スマホがあるんだから。
震える手でスマホの画面を見ると圏外になっていた。
「は?」
思わず聞き返していた。
「ロッカーが少しへこんだくらいで課長に言いつけたり。お弁当箱くれなかったり。どうしてそんなに意地悪なんですか?」
咲穂は唖然とした。呼び出されたのは謝罪のためだったはずなのに、なんだかまったく見当違いなことを言われている。
樹絵里は、ふん! と鼻を鳴らしてドアに向かう。
「反省するといいですよ」
樹絵里は部屋を出ると、外からがちゃっと鍵をかけた。
「なにするの!?」
内側から鍵を開けようとするが、鍵が回らない。
どうして、と思うが鍵が解錠できないから扉も開かない。
「やめて、開けて! 高壺さん!」
叫んでも返事がない。
「誰か!」
咲穂はドアをどんどんを叩くが、どこからも誰からも返事はない。
どうしよう、と部屋を見た咲穂の心臓がどきんと大きく鳴った。
薄暗く埃っりぽい部屋、物に溢れていて圧迫感がある。
閉じ込められた。
その単語だけが頭の中を巡る。
落ち着け、スマホがあるんだから。
震える手でスマホの画面を見ると圏外になっていた。