ハニートラップ
自室に通して、高峰くんを座らせる。
私はミニテーブルを挟んだ向かい側に、ぎこちなく腰を下ろした。
道路に面した窓から、レースカーテンの影が揺れる。
俊平の部屋に繋がる窓は――あえて閉め切ったままにした。
高峰くんはもう我が物顔で寛いでいる。
これじゃ、どっちが部屋の主だかわからない。
――2日前。冬休みに会う場はギリギリまで決まっていなかった。
『俺の家来る?――親もいるけど。』
『へ!?いや……。
……それなら、家で!』
――とこんな感じでこうなった。
若干誘導された気もするけど……もう仕方ない。