エリート弁護士は秘密の双子ごと、妻を寵愛する
『君の頼みなら、喜んで。仕事終わりに、叔母の家にお邪魔しても?』

 まさかこんなに早く連絡が取れるなど思いもしない。
 私はガタガタと全身を震わせながら、店長さんに助けを求めた。

「今日、大門寺さんが……。ご自宅に、来たいと言っています……」
「即断即決なのが、甥のいいところよね」

 彼女はさして驚くでもなく想像通りだと告げると、満面の笑みを浮かべた。

「子ども達の面倒は、私と誠で見るから。しっかり、腹を割ってお話しなきゃ駄目よ?」
「は、はい……」

 私は大門寺さんに「お待ちしています」と返信をすると、緊張の色を隠せないまま仕事に戻った。
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