涙を包むラベンダー(リメイク)
<北海道へ出発する数日前>
逢月姫
「痛っ…よりによってこんな時にケガ…。」
彼の最高の誕生日にすると意気込んだ矢先、私は帰宅途中に転んで足をくじいてしまった。
1〜2週間は松葉杖を使わないと歩けない。当然、北海道旅行の間も。
逢月姫
「せっかく運転の練習したのに…。」

今年も彼にレンタカーの運転を任せることになってしまった。
旭川空港から外に出ると、北海道の夏の独特な空気に包まれた。
私は慣れない松葉杖で、彼に支えられながらヨタヨタ歩いた。
そしてレンタカーの助手席に座るなり、彼へのお詫びを口にした。
逢月姫
「ごめんね…助けてもらってばかり…で?!」
私が言い終える前に、彼の指が私の唇をそっとふさいだ。
彼
『ありがとう逢月姫、最高のプレゼントをくれて。』
逢月姫
「~~///」
本当に…この人は…。
最高のプレゼントをもらったのは私の方だよ…。
逢月姫
「痛っ…よりによってこんな時にケガ…。」
彼の最高の誕生日にすると意気込んだ矢先、私は帰宅途中に転んで足をくじいてしまった。
1〜2週間は松葉杖を使わないと歩けない。当然、北海道旅行の間も。
逢月姫
「せっかく運転の練習したのに…。」

今年も彼にレンタカーの運転を任せることになってしまった。
旭川空港から外に出ると、北海道の夏の独特な空気に包まれた。
私は慣れない松葉杖で、彼に支えられながらヨタヨタ歩いた。
そしてレンタカーの助手席に座るなり、彼へのお詫びを口にした。
逢月姫
「ごめんね…助けてもらってばかり…で?!」
私が言い終える前に、彼の指が私の唇をそっとふさいだ。
彼
『ありがとう逢月姫、最高のプレゼントをくれて。』
逢月姫
「~~///」
本当に…この人は…。
最高のプレゼントをもらったのは私の方だよ…。