私の人生を変えてくれた人 番外編2

私はやめずに、柵を飛び越えようとし続けた

「おい!
 やめろって!!」

そして腕を掴まれ、先生と一緒に後ろに倒れ込んだ

「離して…!」

「マジで意味分からねぇ!
 なんでこんなことするんだよ!?」

「いいから離してよ!!」

「離すわけねぇだろ!
 死なせねぇからな!!」

「なんで!?」

「なんでじゃねぇだろ、バカ!!」

「バカはそっちじゃん!!」

「はぁ!?
 バカはお前だろ
 こんなことしやがって
 バカなことはやめろ!」

「……………痛い、腕折れる」

「それはお前が…!」

「………離してくれないならセクハラで訴える」

「訴えたければ訴えろよ!!
 それで死ぬのをやめるなら、教師なんて辞めてやるよ!」

「それがバカなの!!
 なんでこんなことで………教師やめるなんて………」

「…………生徒を死に追いやるくらいなら、教師やる資格はない
 俺のせいなんだろ…………お前がこんなことしようとしたの」

「………………先生のせいじゃないし」

「俺のせいだろ
 だってお前、怒ってんじゃん」

「怒ってないもん」

「…………とりあえず中戻るぞ
 ここにいたらお前、死のうとするし」

「………死ぬから行かない」

「岩本!
 良い加減にしないと怒るぞ!!」

「怒りたければ怒ればいいじゃん!
 てかもう怒ってるし
 怒って気が済んで、どっか行ってくれるなら私はそれで全然良いもん」

「…………チッ」

下山先生………舌打ちするんだ………

初めて聞いた………

「……俺は訴えられる覚悟してるから」

そして座り込んでいた私を、軽々と抱き上げた

「意味分かんない!!
 呆れたんじゃないの!?
 下ろしてよ!!」

「暴れるな、落とすぞ」

「むしろ落としてよ!」

「はぁ……………」

そして私を抱えてる腕に力がさらにこもった


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