私の人生を変えてくれた人 番外編2
「………それで、何で食べない訳?
食べないと死ぬよ?」
「……………食べれないから」
下山先生が呼び出した教室は生徒指導室
もうガチじゃん………
「そんなの許される訳ないじゃん」
「……………………」
「それにさ、欠席もだいぶ多いよね?」
「………………」
「欠席しすぎると、受験の時に不利だぞ?
せっかく成績は良いんだから………もっと生活の方もどうにかしろよ」
「…………………」
「………あのさ、さっきから何で何も言わないの?」
「……言うことがないからです」
「はぁ?
あのなぁ…………君のこと話してるんだよ?
なのに何も言うことない?」
「はい」
「…………君はよくわからない
それにさ、部活の方もだいぶ行ってないみたいだよね?
学校休んでる日はもちろんのこと、来てる日ですら、部活は行ってない日の方がほとんど」
…………それは下山先生のせいだよ
私は行きたくても、止めてきたじゃん
私のせいじゃない
なのに…………なんで私怒られてるんだろ………
「…………すみません
これからはちゃんと行きます」
「今日もちゃんと行けよ
なんか俺顧問らしいし」
「………はい」
「………話戻すけどさ、なんであれしか食べないの?
どう考えても少ないじゃん」
「………………」
「……………君も内山と同じで、俺は俺じゃないって言うのか?」
「……………………」
「………やっぱりダメか
色んな先生方から、君は前の俺には心開いてたって聞いてたけど
今の俺には心開いてくれないんだ」
「………………」
「俺だって、記憶失くす前の俺に戻りてぇよ
それこそ、君が心開いてた俺に
今の俺じゃ、君のこと何も分からない
何も話してくれないし」