あなたは狂っている
1LDKの綺麗なマンション。
インテリアも整っていて、女性らしい部屋。
リビングのソファに、山本と美咲が座っていた。
美咲は、結婚式の雑誌を開いている。
「ねえ、ドレスはこれがいいと思うんだけど」
美咲が、山本に雑誌を見せた。
山本は、スマホをいじっていた。
「ああ、いいんじゃない」
美咲の顔が曇る。
「ちゃんと見てる?」
「見てるよ」
山本は、スマホから目を離さない。
美咲は、雑誌を閉じた。
「全然話聞いてない」
山本が、ため息をついた。
「今、仕事で忙しいんだよ」
「仕事?」
美咲が、疑うような目で山本を見た。
「本当に?」
「本当だよ」
山本が、面倒くさそうに答えた。
「ねえ、智也。本当に私と結婚したいの?」
「何、急に」
山本が、美咲を見た。
「結婚の話に乗り気じゃないじゃない。式場の予約も、まだだし……私が職場に交際したこと伝えたこと怒ってるの?」
「別に」
「ほんと?」
山本は面倒そうに背を向けた。
「ああ」
「ちょっと!」
美咲は乱暴に山本の肩を掴んで振り向かせる。
その拍子に山本が持っていたスマホを落とした。
「おいっ!」
「聞いてよ!」
「俺、そういうの、めんどくさいんだよ!」
美咲が眉間に皺を寄せる。
「え?」
「お前の上司から『結婚するのか』って聞かれたから仕方なく『するつもり』って言っただけで、俺、お前にプロポーズとかしてないんじゃん」
山本が、イライラしたように言った。
「酷い!何よ、それ!」
信用してないってこと?」
「そうじゃなくて……」
山本が面倒そうに立ち上がった。
「智也!」
「ちょっと、外、出てくる」
山本が、ジャケットを取った。
「待って! ごめん、私が悪かった」
美咲が、山本の腕を掴んだ。
山本は、美咲の手を振り払った。
「離せ」
美咲の目から、涙が溢れた。
「行かないで」
山本は、美咲を見た。
「うざいから、そういうの」
山本は、そのまま玄関へ向かった。
「智也!」
美咲が、叫んだ。
でも山本は振り返らずドアを開けて出て行った。
ドアが、バタンと閉まった。
インテリアも整っていて、女性らしい部屋。
リビングのソファに、山本と美咲が座っていた。
美咲は、結婚式の雑誌を開いている。
「ねえ、ドレスはこれがいいと思うんだけど」
美咲が、山本に雑誌を見せた。
山本は、スマホをいじっていた。
「ああ、いいんじゃない」
美咲の顔が曇る。
「ちゃんと見てる?」
「見てるよ」
山本は、スマホから目を離さない。
美咲は、雑誌を閉じた。
「全然話聞いてない」
山本が、ため息をついた。
「今、仕事で忙しいんだよ」
「仕事?」
美咲が、疑うような目で山本を見た。
「本当に?」
「本当だよ」
山本が、面倒くさそうに答えた。
「ねえ、智也。本当に私と結婚したいの?」
「何、急に」
山本が、美咲を見た。
「結婚の話に乗り気じゃないじゃない。式場の予約も、まだだし……私が職場に交際したこと伝えたこと怒ってるの?」
「別に」
「ほんと?」
山本は面倒そうに背を向けた。
「ああ」
「ちょっと!」
美咲は乱暴に山本の肩を掴んで振り向かせる。
その拍子に山本が持っていたスマホを落とした。
「おいっ!」
「聞いてよ!」
「俺、そういうの、めんどくさいんだよ!」
美咲が眉間に皺を寄せる。
「え?」
「お前の上司から『結婚するのか』って聞かれたから仕方なく『するつもり』って言っただけで、俺、お前にプロポーズとかしてないんじゃん」
山本が、イライラしたように言った。
「酷い!何よ、それ!」
信用してないってこと?」
「そうじゃなくて……」
山本が面倒そうに立ち上がった。
「智也!」
「ちょっと、外、出てくる」
山本が、ジャケットを取った。
「待って! ごめん、私が悪かった」
美咲が、山本の腕を掴んだ。
山本は、美咲の手を振り払った。
「離せ」
美咲の目から、涙が溢れた。
「行かないで」
山本は、美咲を見た。
「うざいから、そういうの」
山本は、そのまま玄関へ向かった。
「智也!」
美咲が、叫んだ。
でも山本は振り返らずドアを開けて出て行った。
ドアが、バタンと閉まった。