ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 コレットの話によると、キルスギール国には守護妖精がいないので、以前からユーディリシェイラミアムスが気にかけているとのことであった。最近、砂漠地帯が広がる傾向があるため、緑化できないかと試行錯誤していた。

「世界樹に祝福してもらった種や苗を送って、あちらで植えているんですけど、雨が足りていないのであまり進展はないのですぅ。スカイヴェン国から魔石を取り寄せて、工夫しているんですけどね。その関係もあって、この国とキルスギール国とは仲がいいのかもしれませんねぇ」

「砂漠化しちゃってるにゃんね……」

「厳しい環境の国だな。……そうだ、ちなみにサラサ姫はマヌルネコの獣人だ」

 ルディは『もしやこれが、エリナにとっての最重要情報か?』と思いつつ、告げる。

「にゃあああああんですって!」

 子猫はぴょんと飛び上がり、椅子から立つとそのまま店内を歩き回る。

「マヌルネコさんにゃん? フワンフワンのモッフモフで、丸いフォルムが愛らしい、最古の猫と呼ばれるマヌルネコさんにゃん? うにゃあああん、マヌルネコさんがやってくるにゃん! やったあ、モフらせて欲しいにゃん!」

 興奮するエリナを抱き上げると、ルディは「仲良くなってからだぞ? 出会い頭にいきなりモフりに行くのはいかんぞ?」と子猫に言い聞かせたのであった。
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