ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 そんなコレットは大量の卵を器用に割ると塩、こしょう、牛乳を加えて混ぜ合わせた。
 フライパンにたっぷりのバターを落とし、火にかけて溶かして、スクランブルエッグを作る準備をしていると、店のドアが開いた。

「おっはよー、うわあ、いい匂いがするね!」

「おはよう。今朝も美味しいごはんを期待しているよ」

 王都警備隊員の犬のマイクと熊のアルデルンが店に入ってきた。マイクは「あれ? ミメットがいないの?」と店の中を見回した。彼はミメットのことが気になっているのだ。

「おはようございます。ミメット姉さんは風邪をひいて寝ているんですよ」

「ええっ、ミメットが病気?」

 マイクは飛び上がると「大変だ、大丈夫? どうしよう、お医者さんは呼んだの?」と言いながらミメットの部屋に行こうとしてルディに首根っこをつかまれて「キャン!」と鳴いた。

「なにをしている? 淑女の私室に無闇に行くものではないぞ」

「そうですよぅ、マイクさん! そんな失礼なことをするなら、ミメットさんの代わりにわたしが張り倒しますよ!」

 コレットも、コンロの火を消すと頭に生えている小さな若芽を振りながらマイクを威嚇した。
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