ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「それじゃあ、今日中にメルダさんに話を通しておくから、日程をすり合わせてください。わたしは青弓亭をコレットちゃんに任せて都合をつけます」

 マーレン国の守護妖精から派遣されてきたコレットのおかげで、エリナは時間の自由がかなり効くようになった。さりげなく一番必要な手助けをするあたり、さすがはベテラン妖精のユーディリシェイラミアムスである。

 決して、エリナの美味しいレシピをコレットに覚えさせて、マーレン国で作ってもらおう、という下心ではないのだ……たぶん。

「ところでリックルさん、キルスギール国のお料理って作れるんですか?」

 エリナは尋ねた。

「遠い国にお嫁入りすることになりますよね。スカイヴェン国のお料理も美味しいけれど、やっぱり食べ慣れたごはんが恋しくなることもあるんじゃないかなって思うんです」

 エリナは『日本からこっちにやってきたけど、お味噌もお醤油も鰹節も普通に手に入って、和食を作ることができたのは、本当に助かったんだよね。環境が急変した時の精神の安定のために、食べ慣れたごはんが必要だと思うよ』と考えたのだ。
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