ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 庭園に文机が運ばれて、エリナはそこでペンを握った。

「ええと……」

『初めまして。わたしはスカイヴェン国に住んでいるエリナといいます。青弓亭という定食屋さんで働く白い子猫です』

「あっ、お姫様には定食ってわからないかにゃ?」

 エリナは丁寧に説明することにした。料理のこととなると気合いが入るのだ。

『青弓亭は王都にある大衆的な食堂で、そこで出す定食はメインのおかずとごはん、汁物、サラダや漬物などの副菜がセットになっている食事で、一人前ずつお盆に乗せて出しています。人気なのは、カレーライスやハンバーグ、親子丼、焼肉丼、麻婆豆腐です。みんな栄養たっぷりで、身体を元気にする献立です』

「これでわかりやすいかにゃ?」

『スカイヴェン国に来たらぜひ青弓亭に来てください。美味しいごはんを作ります。キルスギール国ではどんなごはんを食べていますか? お肉もお魚も美味しいですか? フランお兄ちゃんから、キルスギール国のパンは白くて甘くてふわふわだと聞きました。スカイヴェン国のパンは、中はふわふわだけど外はこんがり茶色なので気になります。サラサお姉ちゃんの好きなお料理を教えてもらえると嬉しいです。スカイヴェン国に来たら、ぜひレシピを教えてくださいね。王宮の厨房を借りて作ってみたいです』

「うん、いい感じにゃ」

『サラサお姉ちゃんと一緒にごはんを食べるのを楽しみにしています。お姉ちゃんはマヌルネコさんだから、わたしとは猫仲間ですね。嬉しいです。早くお姉ちゃんに会いたいです。身体に気をつけて旅をしてください。待っています。エリナ』

「ふう、完璧だにゃん!」

 手紙を書き終えたエリナは伸びをして、便箋をルディに渡した。
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