ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
乗っているのが守護妖精であるエリナなので、馬車はいつものように正面につけられた。そこでエリナは馭者に「すみません、厨房に直接行くので裏口にお願いします」と声をかける。
今日はあくまでも、青弓亭の料理人がケーキ屋のメルダと王宮の料理人に新しいレシピを伝授する日、となっているのだ。
エリナもメルダも、エプロンをつければすぐに調理にかかれる動きやすい服を着ている。この姿だと、正面玄関から突っ切って厨房に行くのにはためらってしまうし、メルダも居心地が良くないだろう。エリナを抱っこしようと手が空いた王族が集まってくることも、今日は禁止だ。
厨房の前では、馬車の到着を耳にしたフランセス王太子と料理長のリックルが待っていた。
「フランお兄ちゃん、リックルさん、こんにちは。こちらがメルダさんにゃん」
メルダは「ふ、フランお兄ちゃんですって?」と目をぱちくりさせていたが、エリナに紹介してもらったので「王都でケーキを作っております、メルダです。本日はよろしくお願いいたします」と丁寧に挨拶をして頭を下げた。
フランセスは「いらっしゃい、メルダさん。いつもロールケーキを楽しませてもらっているよ。僕の事情をすでに耳にしていると思うけれど、記念に素敵なケーキを作ってもらえると嬉しく思うよ」と優しく声をかけた。
今日はあくまでも、青弓亭の料理人がケーキ屋のメルダと王宮の料理人に新しいレシピを伝授する日、となっているのだ。
エリナもメルダも、エプロンをつければすぐに調理にかかれる動きやすい服を着ている。この姿だと、正面玄関から突っ切って厨房に行くのにはためらってしまうし、メルダも居心地が良くないだろう。エリナを抱っこしようと手が空いた王族が集まってくることも、今日は禁止だ。
厨房の前では、馬車の到着を耳にしたフランセス王太子と料理長のリックルが待っていた。
「フランお兄ちゃん、リックルさん、こんにちは。こちらがメルダさんにゃん」
メルダは「ふ、フランお兄ちゃんですって?」と目をぱちくりさせていたが、エリナに紹介してもらったので「王都でケーキを作っております、メルダです。本日はよろしくお願いいたします」と丁寧に挨拶をして頭を下げた。
フランセスは「いらっしゃい、メルダさん。いつもロールケーキを楽しませてもらっているよ。僕の事情をすでに耳にしていると思うけれど、記念に素敵なケーキを作ってもらえると嬉しく思うよ」と優しく声をかけた。