ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「はい、この度はおめでとうございます。精一杯のお祝いの気持ちを込めて、ケーキを作らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします」

「ありがとう、楽しみにしているね」

 フランセスは「それでは、これで失礼するけど、もちろん試食はさせてね」とウインクをして、仕事に戻っていった。

 メルダは「さすがに少し緊張しちゃったわ」と肩をすくめる。

「エリナちゃんは、王家の方々と仲良しなのね」

「うん、だって保護者がルディさんだにゃん」

 保護者の狼は「まあな」とさりげなく胸を張る。

「ふふふ、それもそうね」

「よく忘れられるが、一応俺も王族だからな」

「頼りになる王都警備隊長としての姿が印象深いですからね」

「うんうん、ルディさんは王都の人気者だにゃん。みんなルディさんのことが大好きだし……悪人以外は」

「確かにね」

 三人が顔を見合わせて笑っていると、狐のリックルが「皆さん、仲良しですねえ。わたしも混ぜてくださいよう」と素敵な尻尾を振ったので、ルディは「モフモフにゃあっ」と飛びつきそうになるエリナを持ち上げなければならなかった。
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