ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 厨房ではすでに材料が用意され、料理人たちが揃っていたので、エプロンをつけて手を洗ったエリナとメルダも加わってさっそくケーキ作りが始まった。王宮にもメルダにも、すでにレシピと作り方の書いたものが送ってある。

「共立て法では卵を白身と黄身に分けないので、どうしても泡立つ力が弱くなりますね。そこで、器具に水分や脂分が付いていないようにしっかりと洗って乾燥させること、湯煎にして温めながら泡立てること、そして混ぜ込む小麦粉はふるっておいて、すぐに混ざるようにしておくことが大切になります。最後に溶かしバターを混ぜる時には、底からぐるっと回し上げて泡を消さずに混ぜるにゃんよ、こんな風に、持ち上げて切るような動きをするにゃん」

 皆は真剣な顔で頷く。
 味見隊長のルディも一緒に頷く。

「では、ボールに卵を割り入れて始めます。これは湯煎といって、卵液をお湯で温めて泡立ちを助けるにゃん」

 全卵と砂糖を混ぜて、六十度くらいのお湯の入ったボールの上に卵のボールを重ねる。

「卵液に絶対にお湯が入らないように注意してにゃん」

「はい!」

 泡立て器を持った料理人たちが、一切に卵の泡立てを始めたので、厨房中にシャカシャカという音が響き渡った。
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