ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「オーブンで三十分焼いたら焼き上がりになります。細い木の串を刺して生地がついてこなければ中まで焼けているにゃんよ」

 焼き始めたので、皆ほっと息をついた。

「焼き上がったら、網に乗せてしっかりと冷ましてから切ります。熱いうちだとスポンジがほろほろ崩れちゃうし、塗ったクリームが熱で溶けちゃいますからね。しっかりと熱を取るにゃんよ」

「ふむふむ、ロールケーキの生地とは違って、大きな塊だから冷めにくいわよね。仕上げたい時間から逆算して作らなくちゃ」

 メルダが「やっぱり開店時に並べておきたいもの」と呟いた。お店の場合は、開店時間に合わせての作製が必要である。

「メリダさん、丸ごとで売るのもいいけれど、カットして売るとお客さんも買いやすいにゃんよ。デコレーションケーキは切った断面が美しくなるから、華やかで楽しいにゃん」

「カット? どんな感じに切るのかしら」

 まだぴんとこないようなので、あとで切って見せようと思うエリナである。

「そうそう、エリナさんのレシピで飾り用のマジパンというものを作っておきました。こちらでいかがでしょうか?」

 よく練られたマジパンは、赤と白の二色ができていてツヤが出て素晴らしい仕上がりだったので、エリナは「とてもいい出来だにゃん!」と喜んだ。メリダも「アーモンドとお砂糖でできているの? 不思議なものね」と感心する。ちょっとちぎって味見をすると、甘くて美味しい。

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