ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
サラサ姫がやって来た
 毎日が忙しく過ぎて、とうとうサラサ姫がキルスギール国からやってくる日になった。

「実は嫌われているなんてことないかな? 失礼な子猫だと思われていたらどうしよう?」

 到着する日に王宮に顔を出して欲しいと言われたエリナは、緊張気味に言った。

「大丈夫だ、フランセスも言っていただろう。サラサ姫から来た手紙には、エリナに合うのを楽しみにしていると書いてあったそうだ」

『エリナを嫌うような者はこの世界に存在しない』と信じているルディは、むにゅう、と鳴く子猫の頭を撫でた。

「でもそれは社交辞令かもしれないにゃんよ? 手紙にお姉ちゃんなんて馴れ馴れしく書いちゃったし……うにゃあん、やっぱり書き直せばよかったにゃ!」

「絶対に、可愛いだけだから安心しろ。それではエリナは、会ったことのない子犬に『エリナお姉ちゃん』と言われたらどう思う?」

「可愛くて嬉しいにゃ!」

「そういうことだ」

「うにゅうん」

 ルディになだめられながら、今日もサランティーナ王妃がデザインしたよそ行きのワンピースを着て、エリナは馬車に乗って王宮へと向かった。
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