ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 エリナは日本からこの世界にやってきた時には、自分が守護妖精であることを知らなかった。自分が無力な子猫だと思って、懸命にできることに取り組み、青弓亭の料理人として働くことになった。

 その真の姿がわかった時も、自分が実は大人の猫であることを周りの人々に知られたら、騙していたと思われ、嫌われてしまうのではないかと不安になった。そのため今も、自分が守護妖精であるケット・シーのフェアリナであることをオープンにしていない。

 この国で彼女の正体を知っているのは、ルディの他には青弓亭のミメットとコレット、王家では国王夫妻と前王のギルバート、王太子のフランセス、黒豹の宰相、その息子のヴォラット、そして王家の諜報員たちである。いずれも口が固い人々なので、この秘密は外に知られていない。

 ただ、次の王都警備隊長の目されている熊のアルデルンは頭がよく勘も働く熊なので、ルディの妖精獣としての任務にエリナが絡んでいることに薄々気がついているようだ。隊長職を引き継ぐにあたり、彼にもエリナの秘密を伝える予定になっている。
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