ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「それじゃあ、今朝は俺がベーコンを焼かせてもらおうかな。狐流の美味しいこんがりベーコンをご賞味あれ!」

 予備のエプロンをつけた狐のサファンがフライパンを温めて、厚く切ったベーコンを焼き始めた。

「僕はスクランブルエッグを作るよ。ふんわりトロトロな美味しい卵を作れるようになったからね」

「お願いします」

 犬のマイクは、コレットが用意した卵液とフライパンを引き継いだ。たっぷりのバターを溶かした卵用フライパンに卵液を流し込むと、手早くかき混ぜて滑らかに仕上げる。

 最近の青弓亭では、朝食はみんなで力を合わせて作るようになっていた。それは、料理の楽しさを知ったことや、親しい仲間に美味しいものを作って食べさせる喜びを知ったせいであろう。
 エリートと呼ばれる王都警備隊員の皆は器用なたちだったので、日に日に腕を上げていって、それがさらにやる気に結びついていった。

「サラダの準備もバッチリなのですぅ」

 コレットが新鮮な野菜にドレッシングを混ぜて、盛り付けてチーズを散らした。

「ブルーベリーのジャムと焼き立てパンの用意はできたぞ」

 ルディが戸棚からジャムの瓶を取り出して、スプーンと共に置いた。

「みんな、手早くて助かるにゃん」

 おかげでエリナはミメットのための朝食に専念することができた。
< 15 / 201 >

この作品をシェア

pagetop