ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「あの……大変お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございません。子猫ちゃんに会えた喜びで、いささか気持ちがかき乱されてしまいまして……」

 どうやらフェネックの侍女にお説教されたらしく、しょんぼりするサラサ姫がお茶会の席に戻ってきて謝罪した。
 だが皆は、彼女を励ました。

「ああ、全然気にしないでよくてよ! 同じ猫族ですもの、子猫の可愛さには抗えなくて当然だわ」「はっはっは、元気なお嬢さん、これからもエリナとたくさん遊んで楽しく過ごされるとよい」「すごく会いたかったんだから仕方がないよ、よかったね」と、国王夫妻と王太子が温かい言葉をかける。
 子猫の可愛らしさに我を忘れ、残念な姿をさらす……それはスカイヴェン国民にとっては当たり前のことだからだ。気にしたら負けなのである。

「お恥ずかしいですわ……エリナちゃん、無作法な態度をとってごめんなさいね。驚かせちゃったわよね」

 サラサ姫に謝罪をされて、子猫はきょとんとした顔をした。

「全然無作法に思わなかったから、謝る必要なんてないにゃんよ? わたしはサラサお姉ちゃんに抱っこされて嬉しかったし、マヌルネコさんを抱っこできたから、今日はとっても素敵な日になったにゃん。ふわふわのモフモフで、さすがは最古の猫と呼ばれる猫にゃんね。お姉ちゃん、またモフらせてね」

 サラサ姫は嬉しさで頬を染めた。

「もちろんよ! エリナちゃんの好きなだけモフってちょうだいな。そうだわ、子猫になったエリナちゃんも抱っこさせてね。ちっちゃくて可愛い白猫ちゃんを楽しみにしているわ」

「うにゃあん」

 今にも獣化しそうになるエリナを、ルディが「落ち着けエリナ、今ではない、今ではないぞ!」と止めた。
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